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地域のさまざまなデータを“もうひとつの街”で可視化する「デジタルツイン渋谷プロジェクト」

Techable / 2021年11月11日 7時0分

現実空間に存在する場所やモノをデジタル空間上に再現するデジタルツイン。デジタル空間での分析・予測を可能にし、災害・建築のシミュレーションや施設・インフラの管理効率化などを実現する技術として、近年注目が集まっています。

そんな中、米国デラウェア州に本社を置くSymmetry Dimensions Inc.は、一般社団法人渋谷未来デザインおよび渋谷データコンソーシアムの参加企業などと共に、デジタルツイン技術を活用し、渋谷区のスマートなまちづくりの実現を目指す「デジタルツイン渋谷プロジェクト」を開始。その第1弾として、玉川上水旧水路緑道を中心としたササハタハツエリアのデジタルツインを構築したようです。

渋谷区のさまざまなエリアをデジタルツイン化

Symmetry Dimensionsは、自治体や企業が持つさまざまなデータを自動で変換しデジタルツインを構築するプラットフォーム「Symmetry Digital Twin Cloud」を開発し、2021年7月より提供しています。

オープンデータをはじめ、点群データや衛星データなどを活用して構築したユーザー独自のデジタルツインには、PC・スマートフォン・ARデバイスなどでアクセス可能。デジタルツイン上では、人流や災害といったシミュレーション、風環境・耐風設計解析などができるといいます。

今回スタートしたプロジェクトでは、渋谷区のさまざまなエリアをデジタルツイン化し、住民や渋谷区に関わる人々、企業と共にスマートなまちづくりの実現を目指すとのことです。

第1弾は、ササハタハツエリア

同プロジェクトの第1弾として、Symmetry Dimensions、渋谷未来デザイン、渋谷区、株式会社ミライト、日本Nreal株式会社が共同で、再整備計画が進められている玉川上水旧水路緑道を中心としたササハタハツエリアのデジタルツインを構築。ミライトが有する同エリアの3次元点群データや、国土交通省が提供する3次元都市モデル「Project PLATEAU」のデータを活用して構築されたデジタルツイン上に、渋谷区が有するデータなどを集約・可視化しました。

デジタルツイン上では、樹木の診断カルテ情報などのデータが可視化されていて、こういったデータはブラウザやNreal社のARグラスによって見ることができます。今後は、地域住民の意見など閲覧可能なデータを増やしていくとともに、渋谷区やササハタハツまちラボなどと連携し、デジタルツインの活用法を検討していく予定とのことです。

PR TIMES
Symmetry Dimensions Inc.

(文・Higuchi)

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