ヴァレオの次世代LiDAR、独自の検知機能で時速130キロの走行でも運転を一任可能に
Techable / 2021年11月27日 7時0分
ADAS(先進運転支援システム)を開発するヴァレオは11月23日、同社製品で第3世代となるスキャニングLiDARを発表しました。パフォーマンスが大幅に向上した同製品は、2024年のリリースが予定されています。
解像度が12倍に向上自動運転車の目となるビジョンシステムは、危険を予測するために高機能・高性能化が不可欠です。
第3世代のスキャニングLiDARは、取得したデータから解像度450万ピクセル、フレームレート25fpsで、車両周辺のリアルタイム3Dイメージを生成します。前世代比で解像度が12倍に。検知範囲は3倍、視野角(FOV)は2.5倍に向上したとのことです。
また、独自の検知機能により、時速130kmで高速道路などを走行する場合においても運転をシステムに一任でき、緊急事態の管理も自律的に行ってくれます。
すべての光条件で高いパフォーマンスを発揮LiDARの検知性能は環境条件によって低下するという課題がありますが、ヴァレオの新世代LiDARはすべての光条件に適応するようです。雨の密度を測定し、適切な制動距離を割り出すことが可能。また、近くの車両を追跡してアルゴリズムで軌道を予測し、安全措置に繋げます。
クラウドを介して他の車両にも道路上の危険をアラートするコミュニティ機能が、このLiDARシステムを搭載していない車にも安全を提供してくれるよう。こうした技術は、レベル3以上の高度な自動運転の普及に一役買ってくれそうです。
参照元:With its new generation LiDAR, Valeo makes autonomous mobility a reality/ Valeo
PR TIMES
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【東芝インフラシステムズ】業界初、線路内に設備を追加せずに「自動化レベルGOA2.5」を長野電鉄と実現
Digital PR Platform / 2024年7月16日 14時1分
-
東芝の「鉄道自動運転」技術、実用化へ一歩前進 長野電鉄と実証実験、基本動作の検証が完了
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 7時0分
-
ポルシェ、仮想テストコース開発…自動運転やコネクテッドドライビング機能を検証
レスポンス / 2024年7月8日 8時30分
-
48Vでeバイクを電動アシスト、ペダルトルクは約8倍に ヴァレオが新システム「Cyclee」初公開へ
レスポンス / 2024年7月1日 16時45分
-
ドライバー不在「AIカーレース」の息を呑むバトル 完全自動運転に向けたAI技術と人材開発に向け
東洋経済オンライン / 2024年6月21日 8時10分
ランキング
-
1米クラウドストライク、カーツCEOが状況説明もユーザーは恨み節 「配布前にテストしたのか?」「なぜ金曜日に」
ITmedia NEWS / 2024年7月19日 22時5分
-
2世界規模のWindows障害が情シス的にだいぶ恐怖なワケ ブルースクリーン多発事件
ITmedia NEWS / 2024年7月19日 18時18分
-
3「スマホ熱中症」に要注意 絶対にやってはいけないこと/効果的な対策を紹介
ITmedia Mobile / 2024年7月20日 11時30分
-
4これぞ理想の夏休み?祖父・父親・孫の3世代でゲームをプレイする任天堂、夏の新CMがエモい
インサイド / 2024年7月19日 19時40分
-
5世界規模でWindowsがブルスクに うちのPCには影響あるの?
ITmedia NEWS / 2024年7月19日 16時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください