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2022年ドローン操縦が免許制に。需要拡大が見込まれるドローン壁面点検をAIで効率化

Techable / 2021年12月14日 8時0分

2022年度中にドローン操縦が免許制になることで、ドローンによる点検市場の拡大が予想されています。

このような中、株式会社センシンロボティクス(以下、センシンロボティクス)とサンフロンティア不動産株式会社(以下、サンフロンティア不動産)は、ドローンによる壁面点検を効率化するソフトウェアの開発に着手しました。

注目が集まる「ドローンを使った壁面点検」

市場が盛り上がり、さまざまな活用事例が紹介されているドローン。中でも注目を集めている活用方法のひとつが、ドローンを活用した建物調査です。足場やゴンドラを利用しない新たな点検方法として、建物所有者(あるいは建設事業者)が、ドローンを採用するシーンが増えているといいます。

従来の調査方法と比較して、ドローンによる壁面点検は、安価かつ施設利用者の負担を軽減できる点が魅力である一方で、撮影した膨大な画像データの異常個所や撮影部位の特定、異常部の解析、報告書の作成などに膨大な時間を要します。報告書は数百ページに及ぶこともあり、事業参入を断念する事業者も少なくないのが現状なのだそう。

ドローンによる壁面点検の効率化と作業者の負担軽減へ

これらの課題の解決を目指しているのが、センシンロボティクスとサンフロンティア不動産による、今回の共同プロジェクト。AIによる自動判別で作業項目の削減と物件フォルダの管理、クラウド上での図面保管などを一気通貫で行うソフトウェアを開発し、作業項目の60%削減を目指します。

サンフロンティア不動産は、東京都心部における400棟以上の管理物件のノウハウを活用し、自社物件を中心にドローンによる壁面撮影を実施。外壁タイルや吹付モルタルなどの壁面を順次撮影することで壁面データを蓄積します。

蓄積したデータをもとに、センシンロボティクスと共同で異常箇所(タイルクラック、エフロレッセンス、タイル欠けなど)のディープラーニングを行い、壁面異常個所を自動判別できるAIと調査報告書自動化ソフトを開発中。将来的には、クラックの幅についても検知できるレベルにまで精度を高めていくとのこと。

2022年4月以降、外部販売を検討しており、現在はサービスインに向けたマーケティングを継続実施中です。

PR TIMES

(文・和泉ゆかり)

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