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2021年度「国内スタートアップ資金調達金額ランキング」発表! 新規ランクイン4社、大型調達にも注目

Techable / 2021年12月16日 14時0分

フォースタートアップス株式会社は、「STARTUP DB」にて、2021年1月から11月までを対象とした「国内スタートアップ資金調達金額ランキング」を発表しました。

今回は、新規ランクイン企業や大型調達を実施した企業を中心に紹介していきます。

新規ランクイン4社!

株式会社アストロスケールホールディングスは、11月に約124億円を調達し、8位となりました。同社は、スペースデブリ除去など軌道上サービスを開発する企業で、調達金は安全で費用対効果の高いサービス実現に向けた技術開発や、日・英・米における量産に向けた自社施設の拡張などに充てるとのことです。

モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」を展開する株式会社INFORICHは、59億円を調達し、9位にランクイン。「ChargeSPOT」の設置台数は国内で30,000台を突破し、台湾で約4,300台、香港で約3,000台、タイで約1,000台となっています(2021年11月時点)。今後は、世界共通で利用できるバッテリーシェアリングのインフラとして防災・環境保護・街づくりに貢献していく構えです。

11位にランクインしたのは株式会社Linc’well。クリニックにおける予約・問診・決済・電子カルテといった主要オペレーションのIT化や、オンライン診療システム(SaaS)の開発などを通じて、医療DXを推進している企業です。同社は11月にシリーズCにおいて総額約80億円の調達を実施しています。

18位には、世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」を運営するHIKKYがランクイン。同社は、2021年に初めて調達を公開した企業のひとつで、2021年10月に株式会社NTTドコモと資本業務提携を締結し、11月に第三者割当増資により65億円を調達しました。

100億円超の調達8社! 300億円超えの企業も

新規ランクインを果たした4社はすべて50億円以上の大型調達を実施していますが、この他にも大型の調達を行った企業が複数あります。

例えば、植物由来のバイオマスを主な原料とするタンパク質素材「Brewed Protein™(ブリュードプロテイン™)」を開発するSpiber株式会社。同社は、2021年9月に総額344億円の調達を決議し、翌10月には三菱UFJモルガンスタンレー証券をアレンジャーとした事業価値証券化により50億円を増資していて、今回1位となりました。

この他、スマートニュース株式会社(251億円)、株式会社TBM(約188億円)、株式会社Mobility Technologies(約176億円)、ヘイ株式会社(162億円)など、対象期間内に100億円以上を調達した企業は8社に。また、アストロスケールホールディングスやINFORICH、HIKKYなどの大型調達が11月に多かったこともあり、11月の資金調達金額合計額は10月と比べて約2.1倍となっています。

ちなみに、先日「STARTUP DB」で発表された12月1日時点での「国内スタートアップ評価額ランキングTOP20」には、今回新規ランクインを果たしたHIKKYや大型調達を行ったSpiberなど、多くの企業がランクインしていました。

PR TIMES(1)(2)
株式会社Linc’well
Spiber株式会社

(文・Higuchi)

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