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次世代の食糧「コオロギ」をIoTでスマート養殖! 長野県から年間250万匹を供給可能に

Techable / 2021年12月28日 15時0分

長野県でコオロギの養殖事業を展開する株式会社CricketFarmは、IoTによるスマート養殖システムの構築を発表しました。

低カロリーの理想的な栄養素

食用コオロギは、低脂質・高タンパクで、牛や豚などの家畜に比べて環境への負荷が少ないことから、今後の未来を担うスーパーフードと言われています。一方で、テレビ番組でもしばしばゲテモノ扱いされてきたため、昆虫を食べることにはまだまだ抵抗がある方もいるのではないでしょうか。

このような現状を打破し、「昆虫食が、肉や魚に並ぶ新たな食の選択肢として日常に溶け込む世界」を目指して設立されたのがCricketFarmです。同社が生産するフタホシコオロギは、与える餌の段階から国産を選定し、長野県岡谷市の工場にて徹底した品質管理のもとで生産されているといいます。

同社によると、フタホシコオロギは「動物性タンパク質、ミネラル、食物繊維、不飽和脂肪酸などが豊富に含まれ、高たんぱく低カロリーの理想的な栄養素が魅力」とのこと。

飼育開始日や経過日数をスマート管理

このたび、CricketFarmが構築したスマート養殖システムでは、餌やり、水やり、温湿度の管理を実施。各飼育ケースにはIoTデバイスが設置され、餌や水を定期的に供給し、供給量の調整も専用のウェブアプリからスマートフォンにて簡単に行うことが可能。

さらに、温湿度センサーにて工場内の状態を管理することで、温度や湿度に敏感なコオロギが成育しやすい環境を整えています。

飼育ケースにはそれぞれ個別のQRコードを配置。スマートフォンにて専用のウェブアプリからそのQRコードを読み取ることで、そのケースの飼育開始日や経過日数、個体のサイズ、与えた飼料といった飼育情報を確認できるほか、飼育ログのレポートの送信もできるようになっているようです。

同社の担当者は「従来になかった次世代型のスマート養殖システムにて、年間250万匹のコオロギを供給可能とし、少ない人員でも高い生産力の獲得を目指してまいります」とコメントしました。

PR TIMES

(文・Takeuchi)

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