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Shiftall、メタバースで温度変化を体験できるウェアラブルデバイスなど3製品を発表

Techable / 2022年1月5日 8時0分

株式会社Shiftallは、VRヘッドセット「MeganeX(メガーヌエックス)」、ウェアラブル冷温デバイス「Pebble Feel(ぺブルフィール)」、メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク「mutalk (ミュートーク)」を発表しました。

この3製品は、2022年1月5日~7日(現地時間)にラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2022」に出展されます。なお、これらの製品は、パナソニック株式会社と協業開発したもので、Shiftall製品として発売するとのことです。

3製品の紹介

「MeganeX」は、LightningマイクロOLEDディスプレイ、Pancakeレンズを搭載し、高品質なVR体験を実現するメガネ型のVRヘッドセット。ユーザーの頭や体の動きを認識する「6DoF」に対応し、SteamVR対応のさまざまなVRアプリケーションを楽しめます。

また、重量約250gと軽量で、ヘビーユーザーにも快適なプレイ環境を提供。加えて、フレームを折りたたむことができるため、持ち運びにも適しています。同製品は、2022年春頃に10万円未満で発売予定とのことです。

「Pebble Feel」は、専用シャツと組み合わせることで、首元を瞬時に冷却・加熱することができるメタバース連動型ウェアラブル冷温デバイス(25度の環境であれば最低9°C・最大42°C)。ユーザーは、専用のSteamVR用アドオンを利用することで、メタバース空間において寒さ・暑さを体験することができます。

また、既存のシェーダーを用いることで、体感温度を指定したワールド作成もできるとのこと。同製品は、2022年春頃に2万円前後で発売される予定です。

「mutalk」は、自分の声を周りに聞こえにくくする、音漏れ防止機能付きのBluetoothマイク。ボイスチャットを使うメタバースやオンラインゲームなどで、つい大声になってしまい家族や隣人に迷惑をかけたことがある人にはおすすめです。

また、ストラップを外せば、話したい時だけ口に当てるという使い方ができるので、オープンスペースでの電話会議などでも重宝するかもしれません。同製品は、2022年夏頃に2万円前後で発売予定です。

メタバース事業へ本格参入

Shiftallは、パナソニックの100%子会社であり、パナソニックのイノベーション創出の拠点のひとつとして位置づけられる企業。これまで、彩る影をデザインする照明「RGB_Light」、服装のかぶりを教えてくれる姿見「Project: NeSSA」、集中力を高めるウェアラブル端末「WEAR SPACE」など、ユニークなプロダクトを開発・販売してきました(詳しくはこちら)。

そして、メタバース領域では、モーショントラッキングデバイス「HaritoraX」の開発やLUMIXバーチャルデータ販売などを行っています。同社は、このたびの3製品発表を機に、本格的にメタバース事業へ参入すると発表しました。

株式会社Shiftall

(文・Higuchi)

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