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AI解析で早期段階から認知症予防を! 脳ドック用ソフトウェア「BrainSuite」

Techable / 2022年1月7日 11時0分

超高齢化社会が進むなか、認知症に対する取り組みが注目されています。

なかでも、「早期段階からの認知症予防」の普及を目指しているのが、株式会社CogSmart(以下、CogSmart)。東北大学発のスタートアップで、将来の認知症へのリスク低減を促すソフトウェア「BrainSuite」(ブレーン スイート)を、全国の脳ドック対応病院に提供中です。

そんな同社は、このたび、総額3億5千万円のシリーズA資金調達を実施。国内外でのさらなる研究開発の推進や事業拡大に取り組みます。

「認知症にならない生涯健康脳」の実現を目指す

認知機能の衰えは、早くから「海馬」に現れるとされています。

海馬の萎縮は早い人では30代から始まり、生活習慣要因によっては加齢性変化以上に萎縮が加速するのだそう。つまり、認知症予防は、30代、40代でも、思い立ったその日からスタートすることが非常に大切なのです。

認知症で最も多いアルツハイマー型認知症は、遺伝的素因だけでなく、食事、運動、睡眠、ストレスなどの生活習慣要因が重なって発症する、いわば「生活習慣病」であるといいます。最新の研究によると、個人の努力で変えられる認知症リスク要因は、少なくとも40%を占めるとされています。

CogSmartの「BrainSuite」は、頭部MR画像のAI解析技術などを利用することで、医師の目視確認では限界があるとされている、海馬の体積や萎縮程度の測定・評価が可能に。同性・同世代と比較した脳の健康状態を可視化し、行動変容のための「気づき」を示します。

脳の健康状態が良い場合には維持のためのアドバイスを、良くない場合には改善のためのアドバイスを、受診者に合わせて提供することで、「認知症にならない生涯健康脳」の実現を脳医学の観点からサポートすることが可能です。

さらなる事業拡大や研究開発を目指す

このたび、同社は、オムロンベンチャーズ株式会社、株式会社アイロムグループ各社、株式会社DG Daiwa Ventures、株式会社アイティーファーム、株式会社MAKOTOキャピタルが運営・関与するファンドおよび個人投資家から、総額3億5千万円のシリーズA資金調達を実施。

同社は、今後一層の事業拡大や研究開発に取り組み、社会課題の解決に挑み続けるとしています。

PR TIMES
BrainSuite(株式会社CogSmart)

(文・和泉ゆかり)

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