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AIジャーナリングで学生のメンタルケア! 「muute」が学校共同プロジェクトを開始

Techable / 2022年1月13日 9時0分

思ったことをありのままに書く「ジャーナリング」は、心身の健康と自己肯定感を向上させると言われています。

ミッドナイトブレックファスト株式会社は、そんなジャーナリングを手軽に実行できるアプリ「muute」のiOS版を2020年12月にリリース(Android版は2021年6月から)。約1年で40万ダウンロードを記録しました。

そしてこのたび、学生の自己理解力の促進やメンタルヘルス向上を目的とした学校共同プロジェクト「muute for school β」を始動。第1弾として、全国9つの中学校・高等学校の生徒を対象に「muute」の活用方法と効果を検証するようです。

AIによる多彩なフィードバック

「muute」は、感じたことや思ったことを自由に書き出し、自分の感情と思考を振り返ることで新しい自分を発見するための“ジャーナリングアプリ”。「muute」からの質問に答えながら書くと感情を整理しやすいかもしれません。

書き出したことを投稿すると、AIがそれに対してフィードバックを提供します。フィードバックには、日々のちょっとした気づきや発見を得られる「インスピレーション」や友人からの手紙のような分析レポート「インサイト」などがあります。

週末に届くインサイトは、ユーザーの1週間を投稿内容や投稿時の場所・天候などを加味して報告。感情の移り変わりやもっともポジティブな投稿、よく使った言葉などを直感的に示します。また、「Spotify」と連携した視聴音楽の分析によるフィードバック機能で、より多角的に分析することもできるようです。

「人前では本音が言えない」「SNSでは人の評価ばかり気にしている」といった人でも、AIをジャーナリングパートナーとすることで、ひとりでもなくソーシャルでもない場所で本音をさらけ出せるかもしれませんね。

「muute for school β」の概要

そんな「muute」は、2020年7月~8月の約8週間、リリースに先がけて全国のデジタルネイティブ世代(15~25歳) 約500名を対象にβテストを実施。結果、継続利用意向(満足度)が9割を超え、81%が「知らない自分に気づけた」と回答するなど、若者にも受容性があるとわかりました。

そしてこのたび、北海道・東京・静岡・大阪・高知にある9校の中学校・高等学校と連携した学校共同プロジェクト「muute for school β」の第1弾がスタート。1月11日~31日の期間、参加校の一部の生徒(約200人)に「muute」を使用してもらい、個人の自己認識力や非認知能力の変化やアプリの活用法などを検証します。

現在の教育現場では、コロナ禍におけるメンタル不調の緩和や、「自己理解力」「主体的行動力」などの非認知能力(学力では測れない能力)の向上が重要視されているといいます。そのため、従来の“伝えるだけ”の授業とは別に、生徒が自己理解を深めながら自らが興味関心のある問いを見いだし自発的に学習を進めていくための授業進行を模索中とのこと。

こういった背景から、「muute for school β」を開始することとなったようです。

PR TIMES(1)(2)(3)

「muute」サービスサイト

(文・Higuchi)

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