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いつものマスクにつけるだけ。心拍やフィット感をチェックできるセンサーデバイスを米大学が開発

Techable / 2022年1月18日 10時0分

新型コロナ時代にあって、世界中の多くの人にとって外出時のマスク着用は当たり前のものとなっています。場合によっては1日の大半をマスクをして過ごす、ということもあるでしょう。

そこで米国のノースウェスタン大学の研究者が開発したのが、マスク内部に取り付けて心拍などを測定することができる小型のセンサープラットフォームです。フィットネストラッカーのような機能を搭載し、さらにはマスクのフィット状態もモニターします。

データはアプリに送信

手首につけるフィットネストラッカー、Fitbitのように機能することにちなみ、この小型デバイスの名称は「FaceBit」です。N95や布製などのマスクの内側に磁石で取り付けるようになっています。

FaceBitでは搭載するセンサーで心拍数や呼吸数が測定できるのに加え、マスクのフィット状態も感知できるようになっています。そして、センサーが収集したデータは専用のアプリに送信され、心拍数が急上昇したり、マスクが濡れてしまったり、といった場合はアラートが発せられます。

隙間があるとアラート

開発を手がけたコンピューターサイエンス助教授のジョシア・へスター氏によると、FaceBit設計前にヘスター氏は医師や看護師などからマスクに関するニーズを聞き取りました。その結果、コロナ患者を診る際にマスクのフィット感をとくに重視していることがわかりました。

マスクがきっちりと顔にフィットしているかは、コロナ感染を予防するうえで極めて重要です。そこで、へスター氏はマスクの抵抗性を測定することでフィット状況をモニターするようにしました。抵抗値が急激に下がった場合、隙間が生じていることを意味し、すぐさまアラートを送るとのことです。

FaceBitは小型バッテリーで駆動しますが、ユーザーの呼吸の力や息の熱、太陽などでも発電できるようになっています。これにより電池寿命を伸ばすことが可能で、ゆくゆくはバッテリーフリーを目指すとのことです。

Northwestern University

(文・Mizoguchi)

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