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“結果にコミット”のノウハウ・ロボット・AI解析を活用、健康寿命延伸プラットフォーム構築へ

Techable / 2022年1月19日 10時0分

ユカイ工学株式会社(以下、ユカイ工学)、RIZAP株式会社(以下、RIZAP)、株式会社JDSC(以下、JDSC)の3社は、健康寿命延伸サービスの構築と検証を開始。

各社が有する技術・ノウハウを活用し、健康寿命を伸ばすとされる“フレイル予防”における継続化と結果の可視化を実現するプラットフォームを構築するとのことです。

フレイルとは、加齢に伴い心と身体の動きが弱くなってしまう状態。厚生労働省によると、日本の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳であり、健康寿命(日常生活に制限のない期間の平均)は男性が72.14歳、女性が74.79歳となっています(2016年時点)。フレイル予防を促進し、この健康寿命を伸ばそうというのが3社の狙いです。

3つのハードルを下げ、フレイル予防を促進

フレイル予防を推進するうえでハードルとなっているのが、実施者のITリテラシー・モニタリング(データ収集)・リクルート(参加と継続)の3つ。3社は、このハードルを下げることでより多くの人のフレイル予防を推進していく構えです。

具体的には、実施者との接点としてユカイ工学が提供するファミリーロボット「BOCCO emo」を活用。シンプルな操作性と親しみやすいインターフェースで、ITリテラシーのハードルを下げます。また、リマインド機能でプログラムの実施を促したり、会話機能で楽しく会話をしたりと、実施者のモチベーションアップを図ります。そして、プログラムの実施状況や食事内容のデータ収集を行うようです。

「BOCCO emo」を通じて提供されるのは、“結果にコミット”のノウハウを生かしたRIZAPのプログラム。体力年齢の改善を中心としたもので、動画などを活用した参加・継続しやすい内容のようです。

モニタリングに関しては、JDSCが高齢者宅のスマートメーターから電力データをAI解析し、フレイルリスクや日常生活の変化を検知。高齢者の負担なくデータ収集を実行します。加えて、行動データや効果の可視化に関与するようです。

「クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業」に採択

この“健康寿命延伸サービスの構築と検証”は、三重県の「クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業」に採択されています。第2期の募集にて28件から採択された4事業者のうち1事業者がRIZAPでした。

「クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業」は、国内外の大企業・スタートアップなどを対象に、地域や社会の課題解決などに資するサービスや技術を募集。採択企業の開発サポートや実証実験の支援などを行っています。

2021年9月の第1期採択企業のなかには、エアモビリティ株式会社が。同社は12月に、日本初となる“空飛ぶクルマ”のナビゲーションシステム「AirNavi」をドローンに搭載して飛行する実証実験を三重県鳥羽市にて実施しています。

PR TIMES(1)(2)(3)
厚生労働省
「クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業」

(文・Higuchi)

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