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近距離モビリティ「WHILL」を免許返納後の足に。自動車ディーラーで取り扱い拡大、スバルも

Techable / 2022年1月27日 12時0分

WHILL株式会社(以下、WHILL社)が提供する近距離モビリティ「WHILL」は、免許不要で歩道走行可能な電動車いす。現在、20以上の国と地域で販売中です。

国内でも、医療機関などでの実証実験や商業施設の館内移動サービスに活用され、次世代の移動手段として注目を集めています。

そんな「WHILL」は、免許返納後の移動手段としても期待値が高く、2021年9月時点で全国31の自動車ディーラーが「WHILL」を取り扱っていました。そしてこのたび、新たにスバル車ディーラーも取り扱いを開始すると発表しています。

静岡スバルで2モデルを販売

WHILL社は、1月に静岡スバル自動車株式会社(以下、静岡スバル)と販売提携。今春から静岡スバルの各ショールームにて、「WHILL Model C2」および「WHILL Model F」の販売を開始するようです。なお、“スバル車”を販売する自動車ディーラーでの取り扱いは全国初となります。

「WHILL Model C2」は、5cmの段差も越える走破性と回転半径76cmの小回り性能、リアサスペンションによる快適な乗り心地、使いやすいコントローラー、大容量かつ持ち運べるバッテリーなどが特徴です。

一方「WHILL Model F」は、高いデザイン性や操作性はそのままに、軽量化を実現した折りたためるタイプのモビリティ。旅行先などでも受け取れる「日額レンタル」サービスに対応しているのもポイントです。

静岡スバルは、「スバル車にお乗りいただいている期間だけがお客様ということではなく、静岡スバルにご縁をいただいた、すべての方を生涯のお客様と捉え、免許返納後もライフパートナーとしてお客様のサポートをしていきたいという強い想いから、WHILLの取扱いに至りました」とコメントしています。

WHILL社と自動車ディーラーの取り組み

WHILL社は、自動車ディーラー各社と連携したWHILLの試乗・体験機会の拡大などを通じ、免許返納を応援する方針です。また、WHILLの利活用を通じて高齢化などに伴う地域それぞれの社会課題の解決にも貢献したいとしています。

2021年9月には全国のWHILL取り扱いディーラーが31社に拡大。試乗可能店舗数は全国で160店舗を超えました。そのタイミングで、全国のWHILL取り扱いディーラーが“人生100年時代にも生き続ける不変的なクルマの価値”を伝えるスローガンをそれぞれ表明しています。

WHILL取り扱いディーラーへのアンケートによると、店頭で免許返納の相談を受けたことがある店舗は7割に上ったようです。なかには、移動手段が限定される(外出が減る)ことを懸念して免許返納に踏み切れないといった声もあったとか。そういった人たちにとって、免許不要で快適に移動できるWHILLは、ひとつの選択肢となり得るかもしれません。

WHILL社は今後も、ディーラー各社と連携しながらシニアの移動を楽しくスマートにするとともに、人生100年時代の新たなクルマとしてWHILLを取扱う自動車ディーラーを全都道府県に広げる方針です。

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WHILL株式会社

(文・Higuchi)

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