超音速トラベル時代が現実味! JAL出資のBoom Supersonicが機体製造拠点を選定
Techable / 2022年1月28日 7時0分
東京とサンフランシスコを6時間で結ぶ、とうたう超音速旅客機の登場が現実味を帯びてきました。
開発を行っている米Boom Supersonicは1月26日、機体を製造する施設をノースカロライナ州のピードモント・トライアド国際空港に建設することを発表しました。
音より速いマッハ1.7で飛行超音速旅客機といえば2003年に退役したコンコルドを思い浮かべる人が多いでしょう。Boom Supersonicが手がける機体「Overture」はまさにコンコルド似の細長い機体のデザインで、音より速いマッハ1.7というスピードで飛行できる、としています。
このOvertureを最終的に組み立てる施設をノースカロライナ州に建設します。計画によると、施設は40万平方フィート規模で、今年後半に着工する予定です。2024年に機体製造を開始し、2026年に初飛行、そして2029年に初の商業フライトを実施するというタイムラインを描いています。
日本航空が出資長距離フライトの苦痛から解放されるかもしれない、この夢のような旅客機は、日本にとって人事ではありません。というのも、日本航空がBoom Supersonicに出資しているからです。ユナイテッド航空のように機体の発注はまだしていないようですが、株主として今後発注することは大いにあり得ます。
前述の東京・サンフランシスコ間の現在のフライト所要時間は、サンフランシスコ発の場合、約11時間です。つまりOvertureでは半分ほどに短縮されることになります。
もちろん商業化は、機能や安全性が確認され、当局によるチェックを受けてからの話ではありますが、導入されれば、米国便だけでなく、日本から半日かかる欧州路線などへの投入も期待されることは間違いありません。
2年後に機体の製造が始まればさらに現実味が増してくるはずで、今後の進捗に注目です。
Boom Supersonic
(文・Mizoguchi)
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