ドローンが航空貨物を運ぶ! Volatus Aerospaceが2025年からドローン貨物機運用開始へ
Techable / 2022年2月2日 11時0分
航空機を使った貨物輸送は珍しいものではありませんが、近い将来、ドローンがその役割を担うようになるかもしれません。
航空貨物輸送の効率を高め、その一方でコストを下げつつ、二酸化炭素排出の削減も目指して米スタートアップNatilusが開発中の機体が、2025年から商用運用される見通しとなりました。
最初の生産納入枠を確保カナダに拠点を置き、北米と中南米でドローンソリューションを提供しているVolatus Aerospaceが、Natilusの貨物用の大型自立飛行ドローン「Natilus N3.8T」の最初の生産納入枠を確保したと明らかにしました。
Volatus Aerospaceは2025年にもNatilus N3.8Tをリモート操作してまず小型荷物配達に活用する計画です。どのルートに投入されるかなど詳細はまだ明らかにされていません。
CO2排出量も削減発表によると、Natilus N3.8Tの最大離陸重量は8618キロ、航続距離は1667キロメートル。最大積載量は3855キロで、貨物容積は従来の同じ重さの航空機に比べて60%多いとのことです。
これを可能にしているのが、ブレンデッド・ウィング・ボディ設計です。翼と機体を一体化させているこのデザインにより、1回で運ぶ貨物量を増やせるため輸送効率をアップできます。
加えて、燃費も向上し、コストと1ポンドあたりの二酸化炭素の排出量を50%削減することが可能、とうたっています。
Natilusのアレクセイ・マツシェフCEOは「新鮮な食材を店舗に届けたり、国境を超えたeコマースを繁盛させたりできます」と話していて、効率的かつクリーンなロジスティックの需要は世界中にありそうです。
Volatus Aerospace News Release
(文・Mizoguchi)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
異形のエンジン=実はスペック最強 !?「クセ強ルックス飛行機」その強みは? でもなぜか流行らず
乗りものニュース / 2024年7月15日 7時12分
-
DJI Agriculture、世界の農業ドローン産業が活況を呈していることを年次報告書で報告
PR TIMES / 2024年7月11日 11時15分
-
胴体に「3対の翼」が!…なぜ? 「革新旅客機」がクセ強翼構成になったワケ 実現の可能性は? 英で研究
乗りものニュース / 2024年7月7日 8時42分
-
テラドローン子会社「Unifly」、自社の運航管理システム導入によりアントワープ港での世界初の自律型ドローンによる石油化学サンプル輸送を実現
PR TIMES / 2024年6月21日 17時40分
-
ドイツの空飛ぶクルマ開発企業リリウム、深セン市にアジア太平洋地域本部を設立(中国、ドイツ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月20日 0時5分
ランキング
-
1「会社のWindows PCが突如ブルースクリーンに……」 世界中で報告相次ぐ 「仕事ができない」
ITmedia NEWS / 2024年7月19日 14時49分
-
2札幌市イオンモールの駐車場が子育て世代に優しいと話題 気遣いの“言葉”に「これ素敵すぎる」「涙が出ちゃった」と称賛の声
ねとらぼ / 2024年7月18日 8時0分
-
3サイバー攻撃による流出情報元に「突撃取材するのはやめて」 ニコニコ運営代表が新聞社に警告、記者名も把握
J-CASTニュース / 2024年7月18日 19時35分
-
4Type-Cケーブル1本で、4K映像を2画面出力できる!ドッキングステーション
ITライフハック / 2024年7月19日 11時0分
-
5世界規模でWindowsがブルスクに うちのPCには影響あるの?
ITmedia NEWS / 2024年7月19日 16時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください