CO2排出量可視化・脱炭素化クラウド展開のブーストが12億円調達、プライム市場の情報開示支援
Techable / 2022年2月2日 13時0分
近年、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを推進する企業が拡大中。そして今年4月からは、東京証券取引所の区分再編成で誕生する“プライム市場”において、非財務情報の開示義務化がスタートします。
このような背景のもと、booost technologies株式会社が展開するCO2排出量可視化・脱炭素化クラウド「ENERGY X GREEN」の導入が進んでいるようです。
そんななか同社は、グロービス・キャピタル・パートナーズらから総額12億円を調達。脱炭素化の加速に向け、事業・組織拡大を図る構えです。
自社のCO2排出を把握・管理、報告書も自動作成「ENERGY X GREEN」は、企業・金融機関向けのCO2排出量管理・会計プラットフォーム。導入企業のカーボンニュートラルの状況把握・管理などをサポートします。
特徴のひとつがCO2自動計測。自社がどの程度のCO2を排出しているかを自動算出し、どの程度削減する必要があるのかを可視化します。また、省エネ・再エネ・非化石証書の購入など計画に沿ったCO2削減を実行できるのもポイントでしょう。
そして、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)やRE100などの国際イニシアティブ、地球温暖化対策推進法への各種報告書を自動作成します。
ちなみに同社は、電力小売事業の立ち上げ・ビジネス展開をサポートする「ENERGY X」も提供中。そのなかで、自社内の電気をCO2フリーにでき、調達したCO2フリー電気を顧客やサプライヤーに提供できるサービスなどを展開し、脱炭素化に貢献しています。
脱炭素化へ向け、プロダクト強化などを図るそんな同社が、グロービス・キャピタル・パートナーズをリードインベスターとして、東京大学エッジキャピタル(UTEC)、 NTTドコモ・ベンチャーズから総額12億円の資金調達を実施しました。
これにより、「ENERGY X GREEN」のプロダクトおよびアライアンス・パートナーシップの強化、導入企業への支援体制拡充に向け採用を拡大予定。プロダクト強化については、業界ごとに最適化した機能や排出量可視化後の排出量削減をサポートするさらなる機能を追加するといいます。
今後は日本を代表するクライメート(気候)テックカンパニーとなり、2030年のSDGs達成と2050年の実質的なカーボンニュートラル実現を加速化していきたいとのことです。
PR TIMES
「ENERGY X GREEN」サービスサイト
「ENERGY X」サービスサイト
(文・Higuchi)
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