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都内駐輪場でキャッシュレス決済の実証実験開始。1つのQRコードで20種以上に対応

Techable / 2022年3月7日 10時0分

ELESTYLE株式会社(以下、ELESTYLE)は、東京都が主催する「令和3年度スタートアップ実証実験促進事業」の第2期に採択されました。

これを受け、公益財団法人自転車駐車場整備センター(以下、自転車駐車場整備センター)が運営する八王子駅前の駐輪場2ヶ所において、モバイルアプリ「OneQR」を活用したキャッシュレス実証実験を開始。ユーザーは、20種以上のキャッシュレス決済を利用可能になります。

ひとつのQRコードから複数の決済へ

同実験は、八王子駅北口駅前駐輪帯と京王八王子駅中央第2自転車駐車場にて実施。ユーザーは、精算機に貼られたQRコードをスマートフォンで読み取り、駐輪番号を入力すると表示される金額を確認し、キャッシュレス決済を実行します。

決済方法としては、PayPayやLINE Payなどの◯◯Pay、各種クレジットカード、交通系電子マネーなどを利用可能。また、多言語対応で、Alipay+、WeChat Pay、Union Pay(銀聯)などのインバウンド決済も利用でき、最大20種以上のキャッシュレス決済を使えるとのことです。

自転車駐車場整備センターは同実験を通じて利用情報および利用好感度を集計・分析し、利用者の支払い手段の変化や利用頻度・意向の変化などを把握することで、利用者ニーズに的確に対応した新しい駐輪場サービスの提供を進めていくとしています。

「elepay」上で稼働する「OneQR」

このたび活用している「OneQR」は、ひとつのQRコードをトリガーにした汎用モバイルアプリSaaS。開発・初期費用・専用機材を必要とせず、ひとつのQRコードから複数のモバイル決済を提供します。

複数のモバイル決済を可能にしているのは、ELESTYLEが提供するモバイル決済プラットフォーム「elepay」。複数決済ブランドの申込・API接続・管理・精算を一本化する「elepay」をベースとして開発された「OneQR」は、「elepay」上で稼働します。

「OneQR」によってひとつのQRコードに多様なキャッシュレス決済を集約することで、消費者の利便性向上に期待できるでしょう。また、事業者にとっては決済データを管理画面で一括管理できるため、決済事業者ごとのデータ管理をする必要がなくなり、業務負担軽減につながるといいます。

東京都の事業、GATARIらも採択

今回ELESTYLEが採択された「令和3年度スタートアップ実証実験促進事業」は、社会変革を促すスタートアップの実証実験をサポートし、その成長を支援するプログラム。重点領域としているのは、エネルギーや環境に関わる“サスティナブル事業”、働き方やインフラなど日常生活に関わる“ニュースタンダード事業”、既存産業において最新テクノロジーを駆使し新たな価値を創出する“クロステック事業”の3つです。

第2期採択企業は、2021年12月に決定。ELESTYLEのほか、MRプラットフォーム「Auris」を提供する株式会社GATARI、ごみ拾いを広げるSNS「ピリカ」やポイ捨て・歩きタバコの分布を調査する「タカノメ」などを提供する株式会社ピリカらが採択されています。

PR TIMES(1)(2)
ELESTYLE株式会社
「令和3年度スタートアップ実証実験促進事業」

(文・Higuchi)

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