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温度・湿度・照明・音響を管理する「IoTサウナ」、富士山の麓に誕生

Techable / 2022年3月9日 16時0分

お風呂に関わるECサイトの運営や企画・研究・開発をおこなうバスリエ株式会社(以下、バスリエ社)は、IoT技術を取り入れた「IoTサウナ」を、自社が運営するサウナ施設「Thermal Climb Studio Fuji(サーマルクライムスタジオ富士)」に導入したことを発表しました。

同社によると、IoT技術を取り入れたサウナは日本初とのことです。

SUMAMO社の協力のもと導入を実現

バスリエ社は「お風呂の価値を高める」「入浴事故をゼロにする!」をミッションに掲げ、入浴剤とバスグッズの企画販売、サウナ施設運営をおこなう会社です。

さまざまな業界でIoT化が進むなか、温浴業界にもIoT活用の必要性を感じた同社は、新たなチャレンジの一環として、IoTサウナの導入を決断。

「スマートホーム」や「スマート施設」の総括的なソリューションを提供しているSUMAMO株式会社の協力によって、IoTサウナの導入を実現しました。

「水」「風」「森」の3エリアが楽しめるサウナ施設

今回、同社がIoTサウナを導入したサウナ施設は、サーマルクライムスタジオ富士。

静岡県裾野市にある同施設には、4つのサウナと4つの水風呂があります。

スタジオ内は「mizu studio(水スタジオ)」「kaze studio(風スタジオ)」「mori studio(森スタジオ)」の3つのエリアに分かれており、それぞれ違った体験が楽しめるようです。

水スタジオは、サウナや水風呂が体感できるエリア。富士山をモチーフにしたサウナやスチームサウナ、全身がやさしい霧に包まれる水風呂などを設置しています。

風スタジオは、サウナラウンジで外気浴が楽しめるエリアです。天井の凹凸が印象的な「ベンベルグサウナ」のほか、サウナラウンジやサウナバーを用意しています。

森スタジオは自然の中でサウナ・水風呂・外気浴が体験できるエリア。フィンランドから取り寄せた「木の宝石」と呼ばれるケロ材を使用したケロサウナや、テラスがあります。

IoTサウナで温度・湿度・照明・音響・映像を管理

バスリエ社が導入したIoTサウナは、サウナの温度や湿度から施設内の照明や音響などをITで管理。居心地のよい快適な空間を実現するといいます。

そのほか、シーンごとのシナリオ管理、水風呂の給排水管理、施設内の照明設備の管理、施設内の音響設備の管理、施設内の映像の管理、施設内の防犯カメラの管理、施設内のカーテンなどの動作管理にIoT技術を活用。

サーマルクライムスタジオ富士のスタジオ全体をIoT管理することで、無駄なエネルギー消費の削減を目指すとのことです。

IoT導入で広がる「サウナの未来」

バスリエ社はIoTサウナの目的として「無駄なエネルギー消費を抑える」「温泉やサウナなどの温浴施設におけるIoTの必要性を検証するため」「IoTによるお風呂文化の活性化」の3つを掲げています。

自然エネルギーや自然の恵みを無駄にしない「未来に向けた温浴施設の在り方」を提案するとともに、心身に対する体感や環境への配慮、快適性の検証、医学的な実証などに取り組みたいと考えているようです。

また、今回のIoTサウナの導入がきっかけとなり、施設へのIoT導入を検討する企業が増えればサウナの未来は広がると語る同社。

「サウナ文化が高まることで、温泉やお風呂文化の活性化にもつながると確信しています」と話し、今後もお風呂に関わる企画・研究・開発を進めていく方針です。

PR TIMES(1)(2)(3)
サウナ倶楽部
バスリエ株式会社

(文・Haruka Isobe)

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