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食品・日用品を20分以内にお届け! デリバリー専門スーパー立ち上げを目指すMeshに注目

Techable / 2022年3月16日 20時0分

近年、フードデリバリーが広がりをみせるなか、食品や日用品などは自分で買いに行くという人が多いのではないでしょうか?

そんな食品や日用品などが注文から20分以内で届くとしたら……?場合によっては自分で買いに行くより早いかもしれませんね。

ということで、今回紹介するのは、アプリ注文のみに対応したデリバリー専門スーパー「Mesh」を作ろうとしている株式会社Mesh。2021年11月に創業した同社は、このたびシードラウンドで約2億円を調達しています。

“今ほしい”商品を20分以内に配達

同社が開発中の「Mesh」は、ユーザーがアプリで注文した商品を20分以内に配達するダークストア型スーパーマーケット。ダークストアとは、「倉庫」という意味で、実店舗を持たないデリバリー限定の業態を指す言葉です。

取扱商品は、一般的なスーパーと同じく食品・飲料・日用品。これらを自前の物流倉庫で在庫として管理し、注文に応じて配達するという仕組みです。

買い忘れた食品や急にないことに気づいた日用品は「今ほしいもの」であり、リードタイムの長いサービスとの親和性は低いと言えます。しかし、「Mesh」であれば20分以内に届くため、ユーザーニーズを満たせるかもしれません。

海外で成長するダークストア事業

経済産業省の発表によると、日本の食品・飲料・酒類の市場規模は60兆円と推定されています。しかし、この領域のEC化率はわずか約2.8%と、まだまだ成長の余地があるとのことです。

また、海外では2020年からダークストア領域で多数の新興企業が誕生。Gorillas,やFlinkなど創業約1年以内にユニコーンとなる企業も複数生まれています。日本ではフィンランド発のWoltが上陸し、一部地域では日用品などのデリバリーも展開中です。

裾野の広いto Cサービスを

同社代表取締役CEOの佐藤 峻氏は、DeNAのCtoCカーシェアサービス「Anyca」を利用したときから「誰もが使える裾野の広いto Cサービスを作りたい」という思いを抱き続けてきたといいます。

こういった思いのもと「Mesh」を起案。ダークストア領域の勢いと国内における食品などのEC化率を鑑みても、成長に期待できる事業と言えるでしょう。

そしてこのたび、Coral Capital・Delight Ventures・W ventures・堀井翔太氏からシードラウンドで約2億円を調達。この資金で「Mesh」開発を進め、日本発の企業としてダークストア領域で世界のリーディングカンパニーになることを目指すとのことです。

PR TIMES
佐藤氏note(DeNA→Chompy→デライトベンチャーズで経験を積んだ私が起業するまで)

(文・Higuchi)

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