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寝ている間に東京産のとれたて野菜が自宅に届く早朝宅配サービス、目黒区で

Techable / 2022年3月30日 11時10分

株式会社カノエ(以下、カノエ)は、早朝宅配サービス「モーニング・エキスプレス」において、24時間以内に収穫された東京都産野菜を目黒区内に届ける早朝宅配をスタートしました。

完全置き配型の早朝宅配サービス

「モーニング・エキスプレス」は、生鮮食品の早朝宅配サービス。夜22時までに希望の生鮮食品を注文すると、翌朝7時までに自宅に商品が届く仕組みです。

今回カノエは、目黒区内を対象として、24時間以内に収穫された東京都産の野菜の取り扱いを開始。注文した野菜は、非対面の置き配で受け取ることが可能です(宅配ボックス付きのオートロックマンションの場合は、宅配ボックスに置き配)。

ユーザーは、買い物に行く手間が省けるほか、スーパーなどで販売される野菜よりも新鮮なものを手にすることができます。

配送料は一律330円。それを可能にしたのは、早朝ルート宅配方式だといいます。

早朝ルート宅配方式とは、新聞配達で利用されている効率的な宅配方式のこと。一般的なデリバリーサービスに使用されている店舗からユーザーに直接商品を届けるピストン宅配方式とは異なり、あらかじめルートを決め、ルート上の宅配先の密度を高くすることで安価で効率の良い宅配を実現しているとのことです。

フードマイレージと環境への負荷を減らした物流

本サービスの特徴は、ユーザーだけでなく、環境にもやさしいこと。フードマイレージと環境への負荷を減らした物流に貢献しています。

フードマイレージとは、食料の輸送量×輸送距離により地球環境にかける負荷を数値化したもの。

スーパーなどに野菜を陳列する際は、収穫後に出荷団体や卸売市場を通す必要があるため、「大型・長距離輸送」が一般的です。一方で、本サービスは、東京都で収穫された野菜を目黒区内のユーザー宅に交通量の少ない早朝に届けることで、「小型・短距離輸送」のサービスを構築し、フードマイレージの低下も実現します。

これからの社会に生き続けるようなサービスを

カノエは、ほかにも、賞味期限が近い商品を値下げして提供するなど、食品ロスに対応した試みを実施しています。

同社の共同代表である原佑理子氏は、「フードシステムとCO2排出量についての研究がグローバルに進んでいます。弊社ではこれからも小規模かつ地域密着型の早朝宅配システムをつくり、環境負荷への配慮も含め、これからの社会に生き続けるようなサービスを構築してまいります」と語っています。

PR TIMES(1)(2)
モーニング・エキスプレス
環境保全に向けた食料分野での取組(農林水産省)

(文・和泉ゆかり)

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