介護の体位交換を自動化。アックスロボティクス、床ずれ予防ロボットベッドの実証実験開始
Techable / 2022年4月21日 14時0分
睡眠の質をアップデートするプロダクト・サービスの開発に取り組むAx Robotix株式会社(以下、Ax Robotix)は、要介護者の体を自動的に動かすことで、床ずれの予防に役立つロボットベッド「Haxx(ハックス)」を開発しました。
4月18日〜7月31日(予定)の期間、介護療養施設を運営する社会福祉法人一燈会(いっとうかい)とともに、Haxxを活用した実証実験をおこないます。
自動で要介護者の体交ができる「Haxx」「Haxx」は、マットレスの上に張られたハンモック状のネットが動くことにより、自動で要介護者の揺り動かしと体位交換(以下、体交)ができるロボットベッド。体圧を分散させ、人を介さずに床ずれを防ぐといいます。
また、ネットを支える7つのシリンダーを自由に動かし、個々に合わせて寝姿勢の調整ができることも特徴としてあげられるでしょう。
介護老人福祉施設でプロトタイプ2台を設置今回の実証実験では、一燈会が運営する介護老人福祉施設「メゾン・二宮」にHaxxのプロトタイプ2台を設置する予定です。
入所者にベッドによる自動体交をおこなうことで、「床ずれが予防できるか」「介護職員の負担が軽減されるのか」といった内容を検証するとのこと。
実験にあたり、メゾン・二宮施設長の柴谷寛人氏は、「今まで相反する関係にあった“床ずれ予防”と“安眠”を同時に確保すること、また介護スタッフの負担軽減を図る製品ができることを強く期待している」とコメントしています。
介護職員と要介護者双方の負担となる“体交”介護の現場では、自力で体位を変えることができない要介護者に対し、偏った皮膚圧迫による床ずれを防ぐために、姿勢をこまめに変える“体交”が必要とされています。
床ずれを防ぐには少なくとも2時間ごとの体交が必要であると言われ、介護職員の労働時間・業務量の増加に加え、身体的負担が高いといった課題があるようです。
また、要介護者からは「寝ていてもスタッフによる体交で目が覚めてしまう」という声があがっているようです。
こうした課題を受け、Ax RobotixはHaxxを開発。ロボットベッドが体交を代行することで職員の業務負担を減らすほか、人が介在しない体交により要介護者の快適な睡眠を提供するといいます。
同社は今後、Haxxに寝姿勢の自動判定や排泄の感知、バイタル機能などを実装することを目指しています。
PR TIMES
(文・Haruka Isobe)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
藤本加代子・フジモトゆめグループ代表「家族経営も会社経営も 根本思想は同じです」
財界オンライン / 2024年7月18日 7時0分
-
カズレーザーの相方は介護現場歴20年!奥が深くて明るい介護の仕事とは<漫画>
女子SPA! / 2024年7月17日 15時47分
-
シューペルブリアンとオリィ研究所 高齢者施設において分身ロボットOriHimeを活用した実証実験を実施
PR TIMES / 2024年7月9日 11時45分
-
オリィ研究所とシューペルブリアン 高齢者施設において分身ロボットOriHimeを活用した実証実験を実施
PR TIMES / 2024年7月9日 11時15分
-
「介護美容」の実証研究を日本認知症ケア学会で発表
PR TIMES / 2024年6月24日 15時15分
ランキング
-
1「笑み男」の正体はあの名作ADV!35年ぶりのシリーズ完全新作『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』8月29日発売決定
インサイド / 2024年7月17日 22時41分
-
2ナイキならぬニャイキ ロゴマーク「スウッシュ」を全身で表現する猫ちゃん
おたくま経済新聞 / 2024年7月18日 7時0分
-
3「マジかw」「すごいことなってる」 お笑い芸人が米オーディション番組で日本人初快挙を遂げる
ねとらぼ / 2024年7月17日 16時9分
-
4スマホの容量パンパン!じゃあ直付けSDカードリーダーで容量増えやしちゃえ
&GP / 2024年7月18日 6時30分
-
5「絶対みんなでやりたかった」 30年ぶりの新作「らんま1/2」“異例の声優続投”に大きな反響 林原めぐみ「業界でも奇跡」
ねとらぼ / 2024年7月17日 19時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください