アルム、院内映像ライブ配信サービス提供開始。遠隔手術立ち合い等に活用で医師のスキル向上支援
Techable / 2022年5月19日 13時0分
株式会社アルム(以下、アルム)は、セキュアな環境下の映像配信で遠隔手術の立ち合いや医療教育をサポートする、院内映像ライブ配信ソリューション「Join LiveView」の提供を開始しました。
手術中の映像をリアルタイムで配信「Join LiveView」は、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を通じて、手術中の映像をリアルタイムで配信するソリューション。
手術室のカメラや血管造影装置(造影剤を注入し血管の様子をリアルタイムに映し出す装置)から取得した多系統の映像や、病棟のスタッフステーションにある生体情報モニターから取得した単系統の映像を配信します。
手術室からの多系統映像配信では、複数の映像を同時に配信できるため、視聴医は手術の状況に応じて、見たい映像を選ぶことが可能。
視聴時は、Joinのグループ通話機能を使って執刀医と視聴医間で音声コミュニケーションを取りながら、注目したい映像を拡大したり、映像上に線画を描いたりするなど、音声では十分に伝わりにくい情報を的確に示すことができるといいます。
遠隔手術の立ち合いで活用するほか、「集中治療室で患者が急変した際、現場にいない医師が現場の医師の処置をサポートする」といった使い方もあるようです。
若手医師の臨床研修の機会が減少しつつある近年医師が手技を向上するためには、教科書的な知識だけでなく、現場における経験の蓄積が必要です。
たとえば、若手の外科医は、執刀する指導医の手元や血管造影装置を細かく観察し、自らが執刀する手術において指導医からの指導を受け、確かな手技を獲得しながら成長するとのこと。
しかし、新型コロナウイルスや医師の働き方改革の影響により、若手の医師に十分な臨床研修の機会を提供できる場が少なくなってきたとのことです。
そこでアルムは、院内映像ライブ配信ソリューション「Join LiveView」を開発。
Join LiveViewにより、指導医は手術室に同席することなく、外出先や自宅から若手の執刀医をサポートできるといいます。
また、研修に参加する医師が手術室に立ち入ることなく、指導医のみ手術に同席して研修を実施する「オンライン研修」にも活用可能です。
常設不要で配信できるシステムを開発中Join LiveViewはサービス提供開始時点で、病院のシステムとケーブルで接続する必要があります。
アルムは現在、常設不要・システムとの接続不要で簡易的に配信できるシステムを2022年内に提供できるように開発を進めているとのこと。
同社は今後、院内の医師を対象としたオンラインコミュニケーションシステムの構築をはじめ、院外の医師も対象としたオンライン研修、手術室音声の同時配信、医療機器メーカー主催のリモートプロクタリングなど、幅広い用途に向けてJoin LiveViewを展開する予定です。
PR TIMES
「Join LiveView」サービスサイト
(文・Haruka Isobe)
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