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公共交通「空白地域」の足に。アーティサン、予約配車システムにAI機能追加でフルデマンド対応

Techable / 2022年5月31日 12時0分

アーティサン株式会社(以下、アーティサン)は、宮崎県都城市と共同開発した予約配車システム「オンデマンドバス予報」を提供中。

2020年10月に同市山田地区予約制乗合タクシーに導入し、2021年10月には高崎地区予約制乗合タクシーにも導入しました。

そしてこのたび、同システムにAI機能を追加。新たに2種類の運行形式に対応し、新たな移動体験を実現します。

低コスト・短納期で導入できる予約配車システム

「オンデマンドバス予報」は、利用が減少した路線バスなどの代替手段として導入が進むデマンド交通における運用・管理の効率化および利用促進を図る予約配車システムです。

同システムにより、予約・運行管理・帳票作成といった自治体やタクシー事業者の業務を削減できます。また、Webアプリケーションのため低コスト・短納期で導入可能。利用者が少ない地域においても少ない負担でデマンド交通へ移行できるといいます。

AI機能により、フルデマンドに対応

同システムはこれまで、定刻に決まった場所で乗降し、予約時のみ運行する“定時定路線型”のセミデマンド交通に対応していました。

今回のAI機能追加により、予約に応じて決められたバス停を回る“自由経路ミーティングポイント型”と、バス停を設けず予約された地点を回る“自由経路ドアツードア型”という2種類の運行形式にも対応。どちらも、複数予約の乗り合いを考慮しながらAIが運行ルートを自動策定するというものです。

これにより同システムは、セミデマンド交通対応からフルデマンド交通対応のシステムへとアップデートしました。

バスロケとの高い相互運用性もポイント

アーティサンは、小規模でも導入可能なバスロケーションシステム「バス予報」を提供中。利用者がバスの位置をリアルタイムに確認できるほか、商業施設や病院などに設置されたサイネージへのバス情報配信、乗降客カウント、データ分析など多くの機能を実装しています。

今回アップデートした「オンデマンドバス予報」は、バスロケーションシステムとの相互運用性が高く、「バス予報」を導入済みの事業者であれば納期・導入費用の大幅な削減が可能なようです。

ちなみに同社は、GTFSに完全対応した経路検索サービス「バス予報 乗換案内」も提供しています。

PR TIMES(1)(2)
アーティサン株式会社(1)(2)

(文・Higuchi)

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