田んぼの自動抑草ロボ「アイガモロボ」来年度発売へ、今年度は33都道府県で実証実験
Techable / 2022年6月13日 11時0分
ヤマガタデザイン株式会社(以下、ヤマガタデザイン)のグループ会社である有機米デザイン株式会社(以下、有機米デザイン)は、井関農機株式会社(以下、井関農機)から2億円を調達しました。
自動抑草ロボット「アイガモロボ」有機米デザインは、有機米栽培における除草の手間を極小化する自動抑草ロボット「アイガモロボ」を開発中。
アイガモロボは、代かき後の水田を自律航行して水中をかき混ぜ、泥を巻き上げることで光を遮り、土の物理性に影響を及ぼして水面下にある雑草の生長を抑制します。
これまでの実験では、一定条件においてアイガモロボによる抑草効果を確認。今年度は、条件が異なる33都府県の水田にて量産へ向けた実証実験を210台体制で実施します。
高まる有機食品へのニーズ近年、米の買取単価は下落傾向にあり、生産者の経済リスクが高まっているようです。また、米の生産に使用する農薬や化学肥料が環境に与える影響も大きな課題だといいます。
そんななか有機米デザインがたどり着いたのは有機農業(またはそれに準ずる栽培方法)での米作り。しかし、国内の総耕地面積における有機農業の割合はわずか0.2%だといいます。
とはいえ、国内外において有機食品への消費者ニーズは高まりをみせているとか。そこで有機米デザインは、栽培・サプライチェーンの課題を解決すべく、アイガモロボ開発および有機米の生産・流通・販売支援を展開しています。
来年度、アイガモロボ販売へそんな有機米デザインが2億円を調達。これにより、アイガモロボの量産へ向けた生産体制を構築し、井関農機が持つ販売とメンテナンスのネットワークを活用して、来年度から全国でアイガモロボを販売する準備に入ります。
また、2021年5月に農林水産省が発表した「みどりの食料システム戦略~食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現~」のなかにある「(2050年の)耕地面積に占める有機農業の取組面積を25%、100万haに拡大」という目標達成にも貢献していく構えです。
PR TIMES
有機米デザイン株式会社
(文・Higuchi)
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