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水道不要でシャワー・手洗い、排水を98%再利用するWOTAのプロダクト

Techable / 2022年7月11日 11時0分

WOTA株式会社(以下、WOTA)は、“水処理自律制御技術”および“小規模分散型水循環システム”を開発するスタートアップ企業。これらの技術を活用したプロダクトを通じ、水資源の偏在・枯渇・汚染に起因する課題を解決しようとしています。

そんなWOTAに対し、商船三井CVCの株式会社MOL PLUS(以下、MOL PLUS)が出資を決定。今回は、持続可能な水インフラの社会実装を目指すWOTAのプロダクトを紹介します。

水道がなくてもシャワーを使える

まずは、水道のない場所での水利用を実現するポータブル水再生プラント「WOTA BOX」。災害時や自然のなかでも、オプションユニットと接続すればシャワーなどを利用できます。

大きなポイントは、一度使った水を98%以上再利用できる設計。6つのフィルターによるろ過で排水の不純物・細菌・ウイルスを除去し、深紫外線照射・塩素系消毒剤投入によって99.9999%以上の細菌・ウイルスを除菌するといいます。

内部に搭載された複数の独自センサー・AIを組み合わせた水処理自律制御システム 「WOTA CORE」が、水質・システムを常時監視・制御。異常やメンテナンス時期などを検知し、フロントディスプレイに表示します。

電源ひとつで設置できる手洗いスタンド

次に、20リットルの水で500回手洗いできる手洗いスタンド「WOSH」。こちらも使用した水の98%以上を循環させ、水道のない場所でも電源さえあれば設置可能です。

3つのフィルターでウイルス・不純物を除去し、センサーと連動したAIが水質・システムを常時監視・制御することで水質を維持します。

手洗いを始めるとスタンドに光るリングが出現し、30秒間を直感的にカウントできるようです。なお、プロダクトページでは、3DモデルとARで配置イメージを確認できます。

商船三井グループの旅客船などでも導入か

このような2つのプロダクトを通じ、より持続的かつ自由に水資源を使いこなせる小規模分散型水循環社会の実現を目指すWOTA。

このたび、MOL PLUSからの出資が決定し、持続可能な水インフラの社会実装を加速させる見込みです。

今後は、商船三井グループの旅客船などにもWOTAのプロダクトが登場するかもしれません。

PR TIMES
WOTA株式会社

(文・Higuchi)

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