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植物の成長エネルギーで点灯する「ボタニカルライト」、デニーズ調布店を照らす

Techable / 2022年8月11日 11時0分

イルミネーションライトは店の雰囲気を華やかに演出するアイテムですが、「電気代がかかる」「電源の場所を確保する必要がある」といった側面があるといいます。

そんななか、株式会社セブン&アイ・フードシステムズ(以下、7FS)が運営するデニーズ調布店は、植物の成長エネルギーで点灯する照明「ボタニカルライト」を中庭植栽の一部に設置しました。

排出するのは“水”のみ

株式会社グリーンディスプレイと株式会社ニソールが共同開発した「ボタニカルライト」は、植物が育つ土壌や水辺に電極を挿しておくだけで、電源がなくても発電できる照明。

植物と共存する微生物が生命活動をする際に、土や水の中で放出される「電子」を利用して発電しています。

電力を生成したときに排出するのは、水のみ。その後、排出された水は植物の根に吸収されます。土が乾いてくると光が弱くなってくるため、植物に水をあげるタイミングがつかみやすいでしょう。

場所や天候に左右されずに発電

ボタニカルライトは、植物が元気に育つ環境があれば、天候に左右されることなく長期的に発電することができます。たとえば、地植えやプランター型など電気を引いてこれない場所などで使用可能です。

過去には、実証実験の一環として、丸の内ストリートパークや赤坂インターシティAIRなど、さまざまな施設に設置された実績があります。

東京ミッドタウン日比谷にクリスマスイルミネーションとして設置した際は、屋内でも問題なく点灯することがわかりました。

環境啓発の取り組みとして展開へ

デニーズ調布店は、2022年3月に官民参加の環境啓発イベント「ボタニカルライトキャラバン」の起点として、ボタニカルライトの点灯イベントを実施。

同イベント以降、7FSは「ボタニカルライト」の先進性、環境性能、環境啓発への有用性に注目し、デニーズ調布店への常設化を準備してきました。

同社は今後、電極の耐用性、土壌と照度の関係などを調査・データ収集することで、ボタニカルライトの発展に寄与するとのこと。同時に、リアル店舗の強みを生かし、直接顧客に訴えかける環境啓発の取り組みとして実施する方針です。

PR TIMES
ボタニカルライト

(文・Haruka Isobe)

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