ベントレー、「コンチネンタルGT S」特別仕様車発表。豪耐久レースからインスパイア

ベントレーモーターズジャパン（以下、ベントレー）は、「コンチネンタルGT S」をベースとした特別車両を制作したと発表しました。オーストラリアのモータースポーツ「バサースト12時間レース」にインスパイアされた車両で、特別な塗装などが施されています。

最高出力は550馬力

コンチネンタルGT Sは、2022年6月に発売された「コンチネンタルGT」のスポーツバージョン。搭載されたV8エンジンの最高出力は550馬力で、100km/hまで4.0秒で加速。他モデルと比較して、より俊敏なパフォーマンスを発揮するようにチューニングされています。

スポーツモードでは、エキサイティングなドライビングを楽しむだけに収まらず、信じられないほどパワフルなエンジンサウンドを生み出します。また、アクティブオールホイールドライブは、後輪駆動の車が持つ利点のすべてをコントロール。

いずれかのホイールのトラクションが低下すると自動的にオールホイールドライブ（全輪走行）に切り替わります。

塗装が異なる2台の特別車

今回制作された特別仕様車は2台。1号車は、優勝したレースカーのカラーリングからインスピレーションを得たアップルグリーン塗装を実施。車両の前面には、レーシングカーと同じようにグリルマトリックスにナンバー7が描かれています。

2号車は、2017年末に発売され2018年に参戦を開始した第2世代のコンチネンタルGT3の導入を反映。シルバーテンペストで塗装され、1号車と同様、エクステリアとビスポークのキャビンに、ブラッククロームとカーボンファイバーのスタイリングスペシフィケーションを採用しています。

なお、各車両には、記念のフレーム入りオブジェと、優勝車の1:18スケールモデルが提供される予定です。

関係者のコメント

特別仕様車の制作について、バサースト12時間のイベントディレクター、シェーン・ルジス氏は以下のようにコメントしています。

ベントレーはすぐにバサースト12時間レースの象徴的存在となり、参加者の多くに愛されるチームとなりました。

彼らはマウントパノラマサーキットに衝撃をもたらし、2020年の優勝はレース史上最も人気のあるシーンの1つであり、繰り返しリプレイされる象徴的なシーンとなっています。

2台のコンチネンタルGT3の参戦は人々の記憶に長く残る印象的なものでしたが、その時と同様、とてもスペシャルでユニークな2台のコンチネンタルGT Sの製作をすることでベントレーがレースでの優勝をお祝いすることのお手伝いができることを誇りに思います。

PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000082456.html

（文・S.Inosita）