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NTTグループ、社用車シェアリングサービスを提供開始。社外とのシェアも選択可能で自治体の観光客への車貸出も簡単に

Techable / 2023年3月19日 14時0分

株式会社エヌ・ティ・ティ・ル・パルク(以下、NTTル・パルク)は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて業務用車両のカーシェアリングを行う企業や自治体をサポートする新たなサービスの提供を開始しました。

NTTル・パルクでは、2020年5月より、カーシェアリングサービス『ノッテッテ』を提供してきましたが、このサービスを事業者向けに新たに展開するものです。

会社に立ち寄らずに業務用車両を共有

新サービスの1つ、『ノッテッテ エンタープライズ』は、ニューノーマル時代における“業務用車両の効率的な利用”を実現する、新たな企業内カーシェアリングサービスです。

コロナ禍によりリモートワークが急速に普及・拡大し、自宅で就業する社員が大幅に増加しました。しかしながら、業務用車両を利用する際には、社員が所属する組織が所有・管理する車がある場所まで出向く必要があります。

そこで、同社によれば業務用車両を特定の組織に帰属させるのではなく、全社員で共有できるシステムを導入したいとの声があったそうです。また、オフィスビルなどに立ち寄ることなく、スムーズに鍵を受け取りたいとのニーズも寄せられていたとのことです。

『ノッテッテ エンタープライズ』のサービスの内容は、次のようになっています。

・業務用車両をそれぞれの組織に帰属させるのではなく、全社で共有します
・そのために必要な、全社で各車両の空き状況がわかる予約・管理システムや、スマートフォンアプリを通しキーレスで車両の開閉・制御ができる車載器などを、パッケージとして提供します
・また、車両の減台・増台の検討に必要な車両の空き状況などのデータを、タイムリーに提供します

さらに、在宅勤務時に車を利用する場合、車両利用者が、車の鍵の受け取りのためにわざわざオフィスビルなどに立ち寄る必要がないよう、「キーレスシェアリングシステム」を採用しています。

これは、車両のドアの開錠・施錠は、スマホアプリで行い、エンジンのスタートは、車内のダッシュボードから車の鍵を取り出して行うしくみです。

標準的な1台あたりの料金は次のようになっています。

EV車両を地域でシェアリング

もう1つのサービス、『ノッテッテ PFパッケージ』は、脱炭素化に向けて積極的に業務用EV車両の導入・活用を図る自治体/企業が、地域住民・観光客の方に簡単にカーシェアできるよう、予約・管理システムや問い合わせ受付センタ、緊急駆け付けなどのサービスをNTTル・パルクがオールインワンでパッケージングしたサービスです。

脱炭素化への関心の高まりを受け、業務用車両としてEV車を導入する自治体/企業が急速に増加しています。そのようなEV車両をカーシェアすることで、地域住民や観光客の利便性の向上とEV化や脱炭素化に対する理解の促進につなげる取り組みです。

実際に業務用車両のカーシェアを行うには、システム(車両の空き状況管理、予約、課金など)や運用(清掃・集金など)の準備、利用方法の問合せなどに対応するコールセンターの開設・運営など、大きな手間がかかります。

各自治体/企業より「カーシェアリングに必要なものを、一括して提供してもらえないか」との声が多く寄せられたことから、NTTル・パルクの持つシステムやノウハウをまとめた『ノッテッテ PFパッケージ』をスタートさせるとのことです。

サービス内容は、以下の通りです。

・車両管理システム(車両の空き状況管理、予約、料金決済など)、車載機器、スマホアプリ
・問い合わせ対応のコールセンター(24時間365日対応)
・定期清掃派遣、トラブル時の駆付け派遣

また、駐車場開設支援などのオプションサービスもあります。初回で1台導入時の料金は次のようになっています。

 

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000544.000098811.html

(文・Motohashi K.)

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