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東ガスら、建設・住宅業向け「温室効果ガス排出量算定サービス」開始。必要最小限のデータで算定

Techable / 2023年3月24日 19時0分

東京ガス株式会社(以下、東京ガス)と株式会社Sustech(以下、Sustech)は、Sustechが運営する脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」のオプション機能として、建設・住宅業界向け温室効果ガス(以下、GHG)排出量算定支援システムを共同で開発しました。

東京ガスのコンサルティングとSustechの「CARBONIX」を組み合わせた、建設・住宅業界向けGHG排出量算定サービスを2023年4月1日より開始します。

建設・住宅業界もサプライチェーンの脱炭素化

昨今、脱炭素の潮流の中、GHG排出量の削減は重要な経営課題の一つに位置付けられています。

建設・住宅業界において、自社排出量だけでなくサプライチェーン全体の排出量(SCOPE3)の算定も必要になることがあります。

ただ、その際には建築物を構成する数千~数万点の建材・設備の数量情報を収集・整理といった業務負荷が発生します。今回のGHG排出算定サービスは、このような住宅・建築業界特有の様々な課題を解決するものです。

CASBEEのデータ活用や専門コンサルの支援も

GHG排出算定サービスには、以下のような特長があります。

1.必要最小限のデータで高精度なGHG排出量算定が可能

CARBONIXのオプション機能では、国内の建設事業者や設計事務所、建物所有者、不動産投資機関などで広く活用されている建築環境総合性能評価システム「CASBEE」の原単位データや算定条件を活用。

一つ一つの建材・設備データが収集できない際に、「CASBEE」を活用して建築物の床面積・構造・性能条件などを設定するだけで、建設時や運用時の建物1平方メートルあたりの排出原単位を作成します。

また、省資源や省エネなどの取り組みも計算条件に組み込めるため、建築物のGHG排出量の削減努力を反映することが可能です。

2.建設・住宅業界の業務実態・ルールを理解するコンサルタントが支援

GHG排出量算定の国際ルールであるGHGプロトコルの理解に加えて、建設・住宅業界の業務実態や業界ルールを理解したコンサルタントが、算定手法の解説から、データ収集体制の構築から運用まで支援。CARBONIXを活用したGHG排出量算定を効率的・継続的に実施できるよう支援します。

3.GHG排出量の現状分析や、具体的な削減手段もCARBONIXを活用して検討可能

CARBONIXのダッシュボード画面を活用し、GHG排出量の現状分析や今後の削減計画の策定を支援します。また、東京ガスのエネルギー・ESG知見を活かした具体的な削減手段の検討が可能です。

算定だけではなく、分析や計画策定も可能

GHG排出算定サービスの基盤となる、Sustechの脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」には、以下のような特長があります。

1.Excelライクな入力画面で入力作業がスムーズ

Excelと同じようにコピー&ペーストでの入力が可能で、社内の既存Excel資料との連携も簡単なので、作業担当者の負担を改善します。

2.算定だけでなく、分析、計画策定まで可能

ESGにまつわる一切の情報を一元管理し、組織区分、法人、拠点ごとなどを細かく分析。分析結果は今後の削減計画策定に活用できます。

3.豊富なレポーティング機能

ニーズに合わせたカスタマイズレポーティング機能を備えています。グラフ化した算出結果をExcelに出力できるので、手間なく社内・外資料に活かすことができます。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000092942.html

(文・Motohashi K.)

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