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DIC、リチウムイオン電池の負極用水系バインダーを新開発。バッテリー長寿命化に貢献

Techable / 2023年4月21日 21時0分

DICグループの中核企業、DIC株式会社は、リチウムイオン電池の負極用水系バインダー「WATERSOL(ウォーターゾール)‐LB」を開発しました。同製品は、バッテリーの長寿命化に貢献する構成素材です。

リチウムイオン電池の重要な構成素材のひとつ

負極バインダーは、リチウムイオン電池の重要な構成素材のひとつ。リチウムイオンが出入りする負極材料や活物質、その他補助添加剤や集電体を結着させる接着剤の役割を果たします。

「WATERSOL‐LB」は、溶剤系に比べて製造時の環境負荷が低い水系の製品。従来品と比較し、高温(45℃)および低温下(-10℃)での充放電時の容量維持において数倍の改善が見られるなど、環境変化への適応性に優れています。

また、リチウムイオン電池の内部抵抗を低減し、低容量から高容量の幅広い容量帯の負極材に適応します。これらの要求性能を満たすことで、バッテリーの長寿命化に貢献します。

社会の持続的繁栄に貢献

DICグループは、約190の子会社によって構成されるグループで、60を超える国と地域で事業を展開しています。主な事業は、包装材料やテレビ・PCなどのディスプレイに代表される表示材料や、スマートフォンなどのデジタル機器に使用される高機能材料の開発・提供です。
DICグループは、長期経営計画「DIC Vision 2030」において、社会課題や社会変革に対応した新事業の創出を基本戦略として設定し、サステナブルエネルギー領域における次世代二次電池用の機能性材料の事業化を掲げています。

社会変革に対応した省エネルギーや、環境への負荷低減に寄与するサステナブル製品を開発・提供することで、社会の持続的繁栄に貢献する方針です。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000056781.html

(文・S.Inosita)

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