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LINE、非営利財団「Finschia Foundation」設立。Web3事業のグローバル拡大を目指す

Techable / 2023年4月28日 20時30分

LINE株式会社のグループ会社であるLINE TECH PLUS PTE. LTD.(以下、LTP)は、アラブ首長国連邦アブダビにおいて、非営利団体「Finschia Foundation(フィンシア財団)」を設立。グローバルWeb3事業のさらなる拡大に取り組む方針を発表しました。

持続可能なトークンモデルの実現を目指す

「Finschia Foundation」は、LTPが2022年12月に発表した「トークンエコノミー2.0」戦略の一環として設立された財団。LINE Blockchainの「Blockchain for All」というミッションのもとで、世界中のWeb3ユーザーとともに、持続可能なトークンモデルの実現を目指します。

これから同財団は、第3世代のブロックチェーンメインネット「Finschia」と暗号資産「LINK」を運営するとのこと。エコシステムの拡大に向けて「Finschia Governance」を導入し、既存のガバナンス体制をコンソーシアム型に転換する予定です。

また、財団が運営する「トークンエコノミー2.0」では、新たに「LINK」の支払い報酬のルールを設定。「トークンエコノミー2.0」開始前にリザーブ(準備金)を発行しない「事前発行リザーブゼロ」戦略を進める方針です。

「Daphne」は「Finschia」に統合予定

「Finschia Foundation」は今後、コミュニティーによる意思決定が可能なオンチェーンガバナンスや、「LINK」のステーキング(※)、スマートコントラクトなどの機能を通じて、すべてのユーザーが参加できるブロックチェーンプラットフォームを構築する予定です。

※対象の暗号資産をウォレットに入れ、ブロックチェーンのオペレーションに参加すると対価を獲得できる仕組み。

また、「LINK」をステーキングしたユーザーやエコシステムの拡大に貢献したユーザーには、ルールに則って貢献報酬を支払うとのこと。

なお、第2世代のブロックチェーンメインネット「Daphne(ダフネ)」は、今後「Finschia」に統合されます。統合後の「Finschia」では、「LINK」およびFT/NFT(代替性トークン/非代替性トークン)の発行や管理など、各種ブロックチェーンサービスの提供を開始する予定です。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004311.000001594.html

(文・S.Inosita)

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