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障がい者プログラマーら、2Dメタバースでバーチャル展示会のコンテンツを制作

Techable / 2023年5月16日 6時0分

中小企業にとって、施設を用いた展示会の開催はコストが高く、また出展に関するノウハウが少ないため、なかなか手が出にくい施策だといいます。

近年はビデオ会議ツールを用いた展示会などもありますが、一方的な情報説明だけで双方向的なコミュニケーションが実現していないというのが現状です。

そんな中、株式会社LocalSquareは、株式会社フリースタイル、株式会社フローラと協業し、2Dメタバースオフィス「Gather Town(ギャザー タウン)」上で、オンライン展示会用のコンテンツを制作しました。

自然で双方向な交流が可能に

「Gather Town」は、自然で双方向な交流が可能な2Dメタバースツールです。

一方的なコミュニケーションしかできなかった従来のビデオ会議ツールとは違い、バーチャル空間上に共同作業できるオフィスを構築することで、双方向かつ高頻度のコミュニケーションを実現することができます。

「Gather Town」を利用したバーチャル展示会は、従来の展示会よりも運営コストがかからず、参加者の自由な行動や交流が可能です。

開発はハンディキャップを持つメンバーが担当

今回のバーチャル展示会のコンテンツ制作では、障がい者就業支援施設利用者がプログラミング業務を受託し、フリースタイルとフローラが互いに遠隔地で技術サポート業務を実施。その中で、密なサポートを行うにあたっては高い頻度でのコミュニケーションが必須だったといいます。

「Gather Town」を使用することにより、高頻度のコミュニケーションが実現し、ハンディキャップを抱えるメンバーでも十分なクオリティのコンテンツの開発が可能になりました。

LocalSquareは本事例を元に、施設利用者が実際に就職する際の可能性を広げ、自立を後押しすることにつながると考えてるとのことです。

来場者キリ番機能・来場者ログ管理機能

今回、開発された機能は「来場者キリ番機能」と「来場者ログ管理機能」です。

「来場者キリ番機能」は、オンライン展示会来場者が任意のキリの良い人数に達したときに会場内にお知らせを表示する仕組みです。展示会の目標来場者数を設定しているときに役立つコンテンツとなっています。

「来場者ログ管理機能」は、オンライン展示会においてどのコンテンツが表示されたか、どの部屋にどのくらいの人が訪れたかといった情報のログが管理できる機能です。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000046230.html

「Gather Town」公式サイト:https://www.gather.town/

(文・杉本 旭)

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