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企業が保有するゲームBGMの権利を保護。TRACKSが「著作権保護・権利管理サービス」提供

Techable / 2023年5月27日 22時0分

株式会社TRACKS(以下、TRACKS)は、ゲーム会社などBGMの著作権を保有する法人企業向けBGMの著作権保護・権利管理サービス(以下、BGM管理サービス)の提供を開始。

サービス開始に伴い、株式会社マーベラスに対して、同社が保有する一部ゲームBGMの保護および、YouTube上のコンテンツID運用を開始することを発表しました。

コンテンツIDは、著作権者が自分の所有するコンテンツを含む YouTube動画を発見しやすくするための自動識別システムです。 YouTubeは、一定の基準を満たす著作権者のみにIDの利用資格を付与しています。

不正BGM利用者を検出・排除

昨今、ゲーム業界では、ゲーム会社が自社でBGMの楽曲権利を有しているにも関わらず、海外の団体など第三者がYouTube上でBGMの権利を不正に主張するという事態が相次いでおり、これら事象に対する対応相談が数多く寄せられています。

BGMの権利が不正主張された場合、該当BGMがゲーム実況動画などで使用されてもプラットフォームによる楽曲利用収益が分配されないため、収益面での実被害も発生します。

そこでTRACKSは、BGM管理サービスの提供を開始。同サービスは、BGM音源を管理するゲーム会社などの法人による利用を想定しており、YouTubeにて使用されるコンテンツIDの運用を通して、BGM音源の著作権や著作隣接権を保護します。

具体的には、不正権利主張を行う第三者の著作権主張を排除して正規のBGM利用者を保護するほか、不正なBGM利用者を検出・排除し、排除に伴う収益向上といった対策を講じます。

TRACKSについて

TRACKSは、2018年に設立された企業。

「“創る”ことに専念できる環境を“創る”」をコーポレート・ヴィジョンに掲げ、音源・音楽著作権管理のスペシャリストとして楽曲制作以降に発生する各種事象に対するサポートを提供しています。

ゲーム実況などは世界的に人気のコンテンツですが、権利関係の課題が多く、対処する際には国外とのやり取りが必要になるケースも少なくないといいます。TRACKSの著作権保護・権利管理サービスが、そういった問題を最小限に抑え込むことを期待したいところです。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000122198.html

公式サイト:https://www.tracks.co.jp/bgm_content_id.html
(文・S.Inosita)

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