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チケット流通プラットフォーム、NFC技術を活用した集客・販促ツールと連携。イベントDXに期待高まる

Techable / 2023年6月29日 9時30分

株式会社ECBOスクエア(以下、ECBOスクエア)は、NFCチップ活用およびその周辺領域の事業を手掛けるミート株式会社(以下、ミート社)と業務提携契約を締結しました。

今後、両社は協業してスポーツ、エンターテインメント業界の興行主のDXを推進し、興行主の収益向上に貢献する方針です。

MEETサービスとtDCサービスを連携

ECBOスクエアは、スポーツ・エンターテインメントの興行主や販売事業者に対し、在庫共有型チケット流通プラットフォームとして「チケットデータセンター・サービス(以下、tDCサービス)」を展開しています。

一方、ミート社は、近距離無線通信規格のNFC技術(*1)を活用した「MEET」を提供しています。

MEETは、ユーザーがNFCチップにスマートフォンをかざすだけで、NFCチップに書き込まれた専用ページにアクセスできるツールです。NFCチップをカードに内蔵したタイプの「MEETカード」や、ステッカーに埋め込んだタイプの「MEET MAX」などがあります。

今回、ECBOスクエアはMEETサービスとtDCサービスを連携させた「MEET for tDC」をリリースしました。

*1…NFCは「Near Field Communication」の略で、近距離無線通信を意味します。非接触ICチップを使って、かざすだけで通信できる通信規格のことです。通信エリアが短いことが特徴で、おサイフ機能付きのスマートフォンや、Suica、PASMOなどの交通系ICに使われている技術です。

MEETカードをゲートでかざすだけで入場可能

MEET for tDCにより、MEETカードをスポーツ、エンターテインメント興行の入場チケットとして活用できます。

来場者は、MEETカードを入場ゲートにてかざすだけで入場することが可能。イベントの運営側によるチケットのもぎりなど人的作業が発生せず、混雑を生みがちな入場時のオペレーションが効率化されます。

また、MEET for tDCにより来場の際に使用したMEETカードをそのままファンクラブ会員証として使うことも可能。

興行主の売上の向上に重要な、ファンクラブ会員の増加を図ることによる顧客基盤の拡大と、エンゲージメント強化が期待できるでしょう。

「MEET MAX」から購入サイトへ直接遷移

MEET for tDCでは、コンサートの座席の背面などにMEET MAXを貼付し、スマートフォンをタッチするだけで、物販、飲食などの購入サイトへ直接遷移することが可能です。

グッズ、飲食の売上向上に大きく貢献するだけでなく、グッズや飲食購入のための待ち時間が削減されるため顧客満足度の向上に寄与します。

また、MEET for tDCでは、座席情報と顧客情報が紐づけされているため、ユーザーが座席に居ながら注文し、座席まで商品を届けるサービスも実現。

MEET MAXは、管理画面から遠隔で表示内容の変更が可能なので、情報変更のたびにステッカーを張り替える必要がなくリアルタイムかつスピーディーに情報を発信できます。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000067610.html

(文・Haruka Isobe)

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