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紙の英語論文などを和訳。論文翻訳AI「1paper」、画像ファイルの文字認識が可能に

Techable / 2023年7月7日 16時0分

株式会社Feynma Technology(ファイマテクノロジー)は、「テクノロジーで働くヒトを助ける」をミッションに、AI・ディープラーニングを活用したサービスや人材育成支援を提供する名古屋発のスタートアップ。

このたび同社は、専門家・技術者・研究者向け論文翻訳AI 「1paper(ワンペーパー)」において、新機能「文字認識翻訳」の正式提供を開始しました。

英語論文を短時間で自然な日本語に訳す「1paper」

「1paper」は、PDF形式の英語論文を和訳する翻訳サービスです。

AIが、コピー&ペーストすると改行されて途切れてしまう文章を自動で連結し、翻訳。DeepLの翻訳エンジンを使用し、英語論文に頻出する専門用語や難解な表現も、自然な日本語に翻訳します。

使用する際は、ウェブブラウザ上でログインして、翻訳したい論文ファイルをドラッグ&ドロップ、翻訳開始ボタンを押すだけ。面倒な初期設定はなく、平均的な長さの論文であれば約1分で翻訳が完了します。

翻訳結果はWord形式で出力されるので、出力ファイルにメモを書き込むことができます。また、有料プランでは「原文注釈機能」も提供。翻訳結果と同一ページ内の注釈欄で原文の表現を確認できるので、翻訳元ファイルと見比べる手間を省けます。

さらに、マイページでは、過去に翻訳した論文を一覧で確認できるほか、過去の翻訳結果をいつでも再ダウンロード可能です。

スキャンデータをOCRなしで翻訳する「文字認識翻訳」

そんな「1paper」に、新機能「文字認識翻訳」が登場。「1paper」のスタンダードプランとエンタープライズプランの利用者向けに提供されます。

同機能では、文字情報が埋め込まれていないスキャンデータを、事前のOCR処理なく翻訳可能。認識した文字データの改行・改ページ部分を自動連結して自然な日本語に訳すほか、原文通り残したい図や式はそのままに、論文の構成やコンテクストを崩さずに出力します。

また、パスワード保護のかかったファイルを除き、文字データをコピー&ペーストできない特殊なPDFファイルにも対応可能です。

同機能により、抄読会などで参考論文が紙コピーで配布された場合でも、論文をスキャンして翻訳可能。加えて、これまで翻訳をあきらめていた特殊なPDFファイルの論文も、日本語で読めるようになります。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000073035.html

(文・Higuchi)

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