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キング醸造、需要予測・在庫計算ができるノーコードAI「UMWELT」導入。食品ロスと人的工数の削減へ

Techable / 2023年8月10日 14時0分

名古屋大学発AIベンチャーの株式会社トライエッティングは、老舗調味料メーカーのキング醸造株式会社に、ノーコードAI予測プラットフォーム「UMWELT(ウムベルト)」を提供しました。

簡単にさまざまな数量を予測できる「UMWELT」

「UMWELT」は、専門的な知識がなくても、さまざまな数量を予測でき、日常業務で使用するExcelデータと連携することによりCSVをAI化し、業務を効率化できる予測AI。プログラミングなしですぐに学習が開始できます。

「UMWELT」では、日付、品番・店名、数量のデータがあれば、品番ごと、日・週・月ごとの需要予測が可能。

また、標準的な安全在庫計算のアルゴリズムが搭載されており、需要予測と連携して在庫管理もできます。データクレンジングなど手間のかかる前処理部分を自動処理するアルゴリズムにより、工数を大幅に削減します。

さらに、TableauやPower BIといった各種BIツールや外部サービスとの連携ができることなども特徴です。

「UMWELT」導入の背景と決め手

「日の出みりん」などを展開するキング醸造株式会社では、現場からの出荷予測をもとに生産計画を立てていますが、その予測にばらつきがあり、これまで在庫過多や欠品が発生していたといいます。

また、出荷拠点が複数あること、予測するSKU数(品目数)も多いことから、予測のための人的工数が多い状態にあったようです。

そこで同社は、指定された品目において、既存の手法で算出した予測値と「UMWELT」で算出した予測値を、実際に売れた数(実績値)と比較して検証。

その結果、「UMWELT」で算出した予測値の精度が良いことがわかり、実際の運用において活用できそうだと判断したようです。

そのほか、社内に存在する基幹システムや受発注システムのデータのみで良い精度の予測結果が出たことや、月間/週間や出荷拠点ごとなど出力結果を柔軟に得られることも、導入の決め手となったといいます。

「知能作業」を自動化する名古屋大学発AIベンチャー

株式会社トライエッティングは、在庫管理・勤務シフト管理を中心としたサプライチェーンに関わるヒト・モノの最適化を得意とする企業。

メーカー・小売・物流・商社など幅広い領域で、認識・未来予測・最適化を主とした「知能作業」をAIによって自動化する取り組みを行っています。「UMWELT」のほか、複雑なシフトもAIがワンクリックで作成する「HRBEST(ハーベスト)」も開発・販売中です。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000029446.html

株式会社トライエッティング 公式サイト:https://pr.tryeting.jp/ml

(文・Higuchi)

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