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日本酒が資産になる。熟成・冷凍した日本酒と交換できるNFTのマーケットプレイス「SAKE WORLD NFT」

Techable / 2023年8月27日 20時0分

株式会社リーフ・パブリケーションズは、NFTの形式で⽇本酒の引換えチケットを販売するマーケットプレイス「SAKE WORLD NFT」を、2023年11⽉に開始予定です。

2023年8月時点で、増⽥德兵衞商店・池本酒造・城陽酒造など15以上の酒造の出品が決まっています。

日本酒の保管方法や引渡期間を選択、NFT転売で資産化も

「SAKE WORLD NFT」では、日本酒と引換えが可能なチケット(NFT)を販売。利用者は、NFTの購入時に日本酒の引渡時期を「冷凍保管後」「熟成保管後」「即時」から選択できます*1。

「冷凍保管後」または「熟成保管後」を選択した場合、利用者は保管期間も指定可能。その期間、株式会社リーフ・パブリケーションズの指定倉庫で該当日本酒を預かるという仕組みです。

また、日本酒を預けている間、保有するNFTを同サービス上で売却可能*2。これにより、日本酒に対して転売可能な「資産」としての側面を持たせ、飲用以外の新たな価値を生み出します。

ちなみに、日本酒の冷凍や熟成は、付加価値向上を目的に、近年日本酒業界で行われている取り組みなのだそう。なお、冷凍については、株式会社デイブレイクが協力します。

「SAKE WORLD NFT」の酒蔵のメリット

「SAKE WORLD NFT」は、酒蔵にとってもメリットがあります。

1つ目は、2次流通(転売)が行われた場合、売買価額に応じてロイヤリティ(手数料)が付与されることによる経済的なメリットです。

2つ目は、熟成予定などの商品が完成する前に、NFTで発売できること。これは実質、日本酒のクラウドファウンディングの機能も果たすものであり、新たな酒造りに挑戦する酒蔵は、将来製造する日本酒による資金調達を行うことができるというわけです。

新たな日本酒経済圏を築き、日本酒の世界展開に貢献

株式会社リーフ・パブリケーションズは、日本酒を、地域の歴史・文化・伝承などさまざまなエッセンスが詰まった“地域アセット”であり、グローバル発信における切り札となり得るコンテンツだと捉えています。

同社はこれまでも、日本酒業界を盛り上げるべく、京都市内を中心に数多くの試飲イベントなどを実施してきました。

今後は、「SAKE WORLD NFT」を通じ、日本酒に新たな価値を付与し、新たな日本酒経済圏を築くことによって、日本酒の再興・世界展開に貢献したいと考えています。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000068455.html

(文・Higuchi)

*1 冷凍・熟成に適さない日本酒の場合は、酒蔵が出品時にこれらのオプションを選択できないように設定することがある

*2 日本酒を販売する行為は、「酒類の販売業」(酒税法9条1項)にあたり、酒類販売業免許を保有しない者が日本酒を販売した場合には酒税法に抵触する可能性がある。株式会社リーフ・パブリケーションズは、監督官庁に対して、同サービスなどの内容を説明した結果、同社の説明内容を前提とする限り、酒類販売業免許を保有しない者が、同サービス上で日本酒と引換可能なチケット(NFT)を販売する行為については酒税法に抵触しない旨の回答を得たとのこと

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