アバターを近づけて通話、会話量に応じて通貨を獲得…。気軽な雑談を実現するバーチャルオフィス3選
Techable / 2023年8月25日 12時0分
リモートワークの普及により、チャットツールやオンライン会議ツールなどを使う機会が増えている昨今。
テキストや映像でコミュニケーションを図れるものの、チャットやビデオ通話だけでは「1日の中で仲間の顔が見える場面が少なく、孤独感がある」「対面のときよりも気軽に声をかけにくい」などの課題があります。
今回は、こうしたリモートワークで生じるコミュニケーション不足を解消するバーチャルオフィスツールを3つ紹介します。
オフィスでの“いつもの顔ぶれ”を再現する「LIVEWORK」リモートワークでは移動の手間やコストがかからない一方で、「働く仲間の顔が見えないから一体感が足りない」「誰とも話さない日は孤独を感じる」「人間関係を構築する機会がない」など、コミュニケーション不足による弊害が生まれています。
株式会社ライブリンクスが提供する「LIVEWORK(ライブワーク)」は、“リモートワークにオフィスの臨場感とチームの一体感を。”をコンセプトに、チームコラボレーションを促進するバーチャルオフィスツールです。
同ツールでは、PCカメラで自動撮影された写真を一定間隔で共有。オフィスの自席から見える「いつもの顔ぶれ・光景」を再現し、臨場感&一体感を提供します(プライバシー重視のカメラレスの運用も可能)。
ワンクリックで希望の相手と音声通話することも可能。在席中、離席中、オンライン、オフラインなど、PCカメラによる顔検出を使った在席状態の自動判定ができるので、声をかけるタイミングをつかみやすいでしょう。
プロフィールやスキルなどパーソナルな情報をタグ付けし、メンバーの人柄や個性・特性などを可視化することで、コミュニケーションを活性化し、チームコラボレーションによる生産性の向上を図ります。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000083214.html
「LIVEWORK」公式サイト:https://livework.livelynx.co.jp/
アバターを近づけるだけで雑談ができる「MetaLife」対面でコミュニケーションを図れる出社時とは違い、リモートワークではちょっとした相談や雑談が失われがちです。
株式会社 学研ホールディングスの子会社である株式会社ベンドが提供するメタバース空間「MetaLife」のバーチャルオフィスなら、「ちょっといいですか?」をオンラインでも実現します。
MetaLifeのバーチャルオフィスでは、アバターを近づけるだけで音声・ビデオ通話が可能。テレワークでもちょっとした雑談が生まれます。
近づいたアバターの声は聞こえますが、遠くにいるアバターの声は聞こえないため、実際のオフィスで話しているような感覚でコミュニケーションを取ることができるでしょう。
空間内には鍵付き会議室や宴会場が用意されており、WEBミーティングの開催はもちろん、 オンラインゲームや宴会も実施可能。机や掲示板の配置を変更して、チームに合った空間を自由にカスタマイズすることもできます。
2023年8月には、株式会社Emposyが“MetaLifeによるVR出勤”を導入し、今後の働き方の新たなスタンダードと位置付けると発表しました。
参考元①:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005247.000002535.html
参考元②:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000121749.html
「MetaLife」公式サイト:https://metalife.co.jp/
コミュニケーション量に応じて通貨を獲得「Viket Town」冒険社プラコレは、社内のコミュニケーション活性化のためには、報連相のスムーズさを促進する目的だけのツールではなく、仕事そのものが楽しくなる空間をつくることが必要だという考えのもと、PRGのように仕事を楽しめるメタバースオフィス「Viket Town(ビケットタウン)」を展開。
同ツールでは、異世界空間にアバターを転送することで冒険(仕事)がスタート。異世界には、水中、宇宙、天空、地下をはじめとした都市があり、従業員は非日常感を感じながらワクワクする毎日を始められます。
異世界空間には、空間内で使える通貨(ビケ)が存在します。アバター同士のコミュニケーション量・行動量に応じて通貨を獲得できる仕組みとなっており、積極的なコミュニケーションによりチーム力の向上が期待できます。
なお、ビケはアバターショップにて服装、装飾、新アイテムと交換することが可能。ビケやアイテムを仲間同士で交換することで、仲間同士での助け合いが促進されます。
従業員一人ひとりに用意されたマイページではビケだけでなく、コメントや勤怠情報(休憩時間・残業時間など)を管理することが可能。従業員は工数管理や自己マネジメントに、管理者は従業員の心身の健康管理に役立てられるでしょう。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000593.000021126.html
「Viket Town」公式サイト:https://viket-town.com/
アバターを介してのチャット機能やビデオ通話機能、ステータス表示などで、従業員同士の気軽なコミュニケーションを促進するバーチャルオフィスツール。従業員の不安の解消や、チームワークの向上につなげられそうです。
(文・Haruka Isobe)
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