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看護師のためのヘルスケアぴえん相談室「ナースビー」で “AIねこぴー”と話してみた

Techable / 2023年8月31日 18時0分

なくてはならない職業である「看護師」。しかし、急性期病棟の看護師の54%が抑うつ症状を抱えながら働いている現状があるなど、ストレスの多い職業だといいます。

そんななか株式会社ispecは、株式会社Plusbaseが運営する『看護師のためのぴえん相談室「ナースビー」』の新機能“AIねこぴー”を共同開発し、提供を開始しました。

今回は「ナースビー」の概要や、実際に「AIねこぴー」と話してみた様子を紹介します。

“ぴえん”のパターンを確認し、予測や対処ができる

「ナースビー」は、看護師に特化したメンタルヘルスケアサービスです。

看護師自身がストレスを感じたり、LINEで“ぴえんボタン”を押して落ち込んだ日を記録したりすることで、経時的なこころの状態の変化を見える化することができます。

“ぴえんカレンダー”では、「ぴえん(気分が落ち込んだときのこと)」のパターンや心のゆらぎを確認することが可能。ぴえんボタンを押した日と「できごと」を思い浮かべることで、感情のパターンに気づき、「ぴえん」の予測や対処ができるようになります。

「AIねこぴー」で自由度の高い返答を実現

従来の「ナースビー」では、ユーザーのお悩みに対する返答をパターン化しつつ、通常の返答パターンではドライに感じるような悩みを受け取った際は手動変換することで、こころの揺らぎ方に合わせた返答を可能にしていました。

特に、悩みのなかでも命に関わる相談のように特別な対応が必要なものについては、専門知識を持つサービス運営メンバーが個別対応による返信作成を行っていました。しかし、ユーザーの悩みは増加傾向にあり、即時に質の高い返信を人力手動で行うことに限界が生じていたようです。

ChatGPTをもちいて誕生した「AIねこぴー」では、こころの揺らぎに寄り添った自由度の高い返答の自動化を目指します。話を重ねることで、サービス上に会話データを蓄積させ、より高度な返答や解決策の提案を可能にします。

「AIねこぴー」と話してみた

実際に「ナースビー」を使って、「AIねこぴー」と話してみました。まず「ナースビー」をLINEで追加します。

最初にユーザー登録を行います。現在、こころに関することで通院中の人は、主治医からの「ナースビー」の利用許可が必要なため、注意が必要です。

ユーザー登録後、メニューが表示されます。「ぴえんボタン」やカレンダーなどの使い方が載っているため、初めてでも安心して利用できるでしょう。

メニュー欄の「AIねこぴーと自由に話す」をクリックすると、「こんにちは、〇〇(名前)!元気?」との連絡が。「ちょっと元気がない」と回答してみたところ、こころに寄り添うような温かいメッセージが届きました。

ストレスを抱えているなかでも内容を聞いて励ましてくれたり、自分自身を褒めてくれたりする相手がいることで、落ち込んでいた気分が徐々に上がりそうです。

「自分自身のこころの状態がわからない」「落ち込んでいる」といった人は、「AIねこぴー」と話してみてはいかがでしょうか。

参照元①:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000033917.html

参照元②:https://techable.jp/archives/206721

(文・我妻歩実)

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