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ケーブル不要、ファイルをクラウドに直接アップできる!ガンタイプ型のサーモグラフィカメラ新機種

Techable / 2023年10月7日 22時0分

防衛・産業用インテリジェントセンシングソリューションにおける世界的リーダーのTeledyne FLIRが、フォーカスフリーのカメラ「FLIR E5 Pro」「FLIR E6 Pro」を新たに発表した。

2023年7月に発表された「FLIR E8Pro」に続いて“Ex Proシリーズ”として追加された両製品は、従来のExシリーズサーモグラフィカメラと同じ全自動・ガンタイプ型。より大きな3.5インチのタッチスクリーンディスプレイと、FLIR Igniteクラウド接続機能を備えている点も特徴だ。

水の浸入、空気漏れ、電気的接続などの兆候を検出

「FLIR E5 Pro」「FLIR E6 Pro」は主に機械、建築物、電気設備の赤外線検査など、至近距離かつプロフェッショナルな用途に対応して設計されたカメラ。水の浸入、空気漏れ、電気的接続、機器間の温度差、機器の故障の兆候などを検出する。

従来品より高画素なLCDを採用しており、より鮮明な画像を得ることが可能。5MPデジタルカメラとLEDランプが内蔵されているため、検査エリアをよりよく把握し、低照度の環境下でも画像の詳細を捉えることができる。

フリアーシステムズが特許を取得したスーパーファインコントラスト(MSX)機能では、熱画像上に可視カメラのエッジディティールを重ね合わせ、暗い場所でも温度データを損なうことなく、より詳細な状況を把握するという。

「FLIR E5 Pro」は160×120、「FLIR E6 Pro」は240×180の熱解像度とMSX機能による熱画像で、問題を迅速に特定して診断する。

1つのバッテリーで4時間の連続使用が可能

FLIR Ex Proシリーズのカメラは、1つのバッテリーで4時間の連続使用が可能。バッテリーを素早く交換して充電することで長時間使用できる。

頑丈なフォームファクターはIP54規格、耐衝撃性25G、耐振動性2Gを満たしており、さらに保護用のレンズキャップを内蔵している。

屋外や産業の過酷な環境に対応するため、2mまでの落下テストを実施しているとのことだ(Ex Proカメラの全製品)。

クラウドサービスに撮影画像を自動アップロード

Ex Proシリーズはデータの共有にFLIRオリジナルクラウドサービス「FLIR Ignite」が利用できる。

現場で撮影した静止画データは従来のようにUSBケーブルでPCに取り込めるほか、カメラがWi-Fiに接続した状態であれば、FLIR Igniteに撮影画像を自動でアップロードすることが可能だ。

なお、FLIR Igniteの無料ストレージは1GB。ヘビーユーザー向けには、年間ストレージ購入オプションを用意している。

さまざまなモバイル機器やPCから撮影画像にアクセスできるようになることで、データシェアリングの手間を大幅に削減することができそうだ。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000027932.html

Ex Proシリーズ 詳細:https://www.flir.com/instruments/ex-series/

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