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【北欧発】時刻を知らせず、“時間を感じる”腕時計「STUND」。予定に追われて前のめりになりがちな人に

Techable / 2023年11月28日 20時0分

“今何時なのか”を知らせるのが一般的な腕時計の役目だが、北欧デンマーク生まれの「STUND」は一味違う。同製品は、今“この時間を感じる”ためのマインドフルネス時計だ。

STUNDは、時間を一定のサイクルに分け、振動パルスを送る。装着すると、あれこれ先の予定を考えて焦るかわりに、今やっていることに集中する習慣が身につくかもしれない。

開発をてがけたのは、デンマーク・コペンハーゲンにあるNærwear社だ。

今のこの瞬間を意識できるようになる

STUNDは、時間を一定のサイクルに分け、振動パルスを送る腕時計。それにより、時間をより具体的に感じることができる。なお、時間は5分、15分、30分、60分の4つから選べる。携帯電話をいじっているだけで15分経っている…そんな自分の時間の過ごし方にふと気が付くのでは。

STUNDをつけると時間に対する感覚が変わり、今のこの瞬間をより意識できるようになるという。

アプリでもなくスマートウォッチでもないSTUNDには、一時停止ボタンもない。時間の流れを感じ、時間への意識を研ぎ澄ます。時刻を知らせるのではなく時間を感じさせるための腕時計が、マインドフルネス力を高める一助になるという。

STUNDは現在、資金調達サイトKickstarterおよびINDIEGOGOにてプロジェクトを実施中だ。

忙しい現代社会では、誰もが時計と睨めっこをしながら過ごしているだろう。「時間が足りない」と焦るばかりで、その実、その瞬間瞬間を大事に過ごしているとはいえない。STUNDは時間に追われるのではなく、今この瞬間に意識を向けるよう導いてくれる。「時間がない」と不満に思っている暇があったら、今この瞬間に集中すべきだ。

前のめりになりがちなりがちな現代人に内省を促す

つい気が散ってしまう、オフなのに仕事のことを考えてしまう、先のことが気になる…そんな人にとって、STUNDは意識を“今”に向ける一助となる。先へ先へと前のめりになりがちなりがちな現代人がスローダウンして、意識を取り戻すきっかけになるだろう。

テスターや応援購入を希望する人からは、「時間を感じるというのは思っていた以上のインパクトがある」「時間を教えてくれない時計ってどうなの?と最初は思っていた。でもSTUNDについて知れば知るほどその重要性に気付いた。私たちは日々次の予定に追われて、今していることをないがしろにしているから、STUNDをぜひ試してみたい」といったコメントが寄せられている。

北欧にも古くから「束の間のひととき」という言葉あるとか。そこから、この腕時計の名前を決めたという。

自身の時間のとらえ方が変わると人は内省し、15分という時間を携帯電話をいじって過ごしていることに気づき、続く30分も同じようにして過ごすのか、それとも今この瞬間をより充実させたいと思うか考える。STUNDを身に着けた自分が、どう変わるか楽しみだ。

一定の時間の流れを感じる

また、STUNDを装着するとまず、時間は主観的なものだと気づく。時間は一定のリズムで流れているが、私たちはその時間の鼓動の長さを主観的にとらえている。一定の時間の流れを感じることで、自分が時間を、そして“今”この瞬間をどうとらえているかわかるだろう。

STUNDでマインドフルネス筋が鍛えられる

また、STUNDから伝わるパルス(脈)はあなたを落ち着かせ、時間の流れを感じることで、今ある瞬間に意識を集中させてくれる。日々“今ここ”に意識を向かわせることで、マインドフルネス筋が鍛えられるだろう。STUND自体が時間を作り出すわけではないが、時間的なゆとりを感じられるようになりそうだ。

STUNDの時計はすべて、コペンハーゲンでデザインされ、手作業で組み立てられている。男女兼用で、電池の寿命は5か月。防沫、防塵、高耐食性仕様で、ステンレスのハイグレード素材である316を採用。また、簡単に交換可能なボタン電池を使用している。

直径41ミリ、高さはわずか7ミリ。3色から選べる本革ストラップ付きで、重さは約50グラム。手首に軽く装着でき、丈夫で高品質な腕時計だ。

“気づき”を促し、マインドフルネス筋を鍛えてくれるユニークな腕時計STUNDを身につけてみてはいかがだろう。

(文・根岸志乃)

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