障害物を避ける四足歩行ロボット、軽量&低コストの協働ロボットも。海外発ロボットが続々と日本上陸
Techable / 2023年12月16日 7時0分
中国発のネコ型配膳ロボット「BellaBot」をはじめ、海外発のロボットが続々と日本へ参入している近年。海外発のロボットは飲食、建設、農業、医療など幅広い分野で活用されており、今後も国内でのニーズが高まると見込まれている。
そこで今回は、新たに日本へ上陸した海外発のロボットを2つ紹介する。
あらゆる環境に適応する四足歩行ロボット「X30」1つ目に紹介するのは、2017年に中国杭州で創業されたロボティクス企業であるDEEP Robotics社の四足歩行ロボット「X30」シリーズ。
同シリーズは検査、調査、セキュリティ、測量、地図作成など複数の分野における主要な業界のニーズを満たすように設計された産業向け四足歩行ロボット。
DEEP Robotics社独自の複合センサーによる「融合知覚(fusion perception)技術」を組み込んでおり、障害物が急速に目の前を横切るような動きであっても避けられる。
また、工場の外階段によく見られる段の下が素通しの“オープンライザー型”階段を歩行でき、45度までの坂を登坂可能。あらゆる天候で昼夜を問わず自律的な検査を実施し、予期せぬ状況への迅速な対応や柔軟なタスク処理を遂行する。
前モデルである「X20」と比較して動作温度範囲がマイナス20°Cからプラス55°Cまでと、高低方向に各10℃拡張されており、稼働可能な環境と気象の条件がさらに広がった。
今後、さまざまな分野における業界の中核的ニーズを満たすロボットとして日本でも注目を集めるだろう。
参考元:
PR TIMES①
PR TIMES②
2つ目に紹介するのは、ドイツに本社を構えるイグスの協働ロボット「ReBeL」。
ReBeLは、人間とロボットの協働作業に適したアーム型ロボット。イグスが独自開発した高機能ポリマーで製造されおり、本体重量が約8.2キロと軽量であることが特徴だ。従来の金属製ロボットでは困難な壁付け、天吊りが可能。省スペースで設置できる。
内蔵型コントローラやティーチングソフトウェア(iRC)をセットにして100万円台という、可搬重量2kg、最大リーチ600m以上クラスの協働ロボットとしてはリーズナブルな価格帯を実現しているのも魅力だろう。
そんなReBeLは、今年から日本市場で販売を開始しており、さまざまな業界からの問い合わせや引き合いが増加していたという。イグスではこのようなニーズに応えるため、日本市場向けに対応したReBeLの拡販を開始したと12月8日に発表。
従来はグローバル仕様のためソフトウェアの操作画面が英語版のみとなっていたが、今回日本市場での販売強化にあたり、日本語表示に対応している。
ロボット導入において軽さや価格帯を重視する企業にはおすすめの製品だろう。
参考元:PR TIMES③
(文・Haruka Isobe)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
Unitree Developer Conference 2024 出展ならびに講演のお知らせ
PR TIMES / 2024年11月21日 13時40分
-
犬型ロボット「スポット」、ユズ収穫に大活躍 課題は複数の協調
毎日新聞 / 2024年11月20日 16時36分
-
【JIS改正】ロボティクス-用語
PR TIMES / 2024年11月18日 14時15分
-
進化する「ヒューマノイド」産業現場で労働開始へ テスラBMWなど大手が相次ぎ実用化に動く
東洋経済オンライン / 2024年11月12日 8時30分
-
GMO AI&ロボティクス商事 「最先端四足歩行ロボット」の普及に向けた基本合意書を三菱商事と締結
PR TIMES / 2024年11月7日 16時15分
ランキング
-
1「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
ねとらぼ / 2024年11月22日 17時40分
-
2『シャニマス』に武藤遊戯?混乱の声 ショップ「武闘遊戯」見間違い続出でトレンド入り「脳がバグった」
ORICON NEWS / 2024年11月22日 18時32分
-
3旅先での1枚が「Windows10すぎる」と300万表示! 分かる人には分かる“完全一致”に「共感しまくりです!」「マジじゃん」
ねとらぼ / 2024年11月22日 20時30分
-
4自分のスマホが犯罪インフラに? 知らぬ間にSMS大量送信、日本サイバー犯罪センターが警鐘
おたくま経済新聞 / 2024年11月22日 15時0分
-
5イオシス、“あのスマホ”大量入荷 「待ってたぜェ、この瞬間をよォ!!」
ASCII.jp / 2024年11月22日 15時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください