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旅行での失敗経験が起業のきっかけに。イスラエルのトラベルテック企業“Travelier”、 1年間で収益が150%UP

Techable / 2023年12月26日 18時0分

イスラエルのトラベルテック企業「Travelier」は旅行支援事業において、2023年度上半期の収益が前年比150%増加したことを発表した。

陸上交通のオンラインチケット予約を支援

Travelierの起源となるBookawayは、テルアビブで2017年に設立されて以来イスラエルの小さなスタートアップから世界有数の地上交通をナビゲートする企業へと成長した。現在128カ国のバス路線、列車、フェリーのオンラインチケット予約を支援しており、提供する旅行ルートは合計6万6,000以上にものぼる。

旅行での失敗経験が起業のアイディアに

トラベルテック企業設立のアイディアは、2016年CEOの1人であるNoam氏がフィリピンでの新婚旅行中に有名な棚田群「バナウエ・ライステラス」を訪れた際に交通手段を見つけるのに苦労したことがきっかけで誕生した。

Noam氏は現地でバス停まで1時間かけて移動したり、翌日までバスがなかったりという不便な経験をしたという。

この苦い旅行体験で起業家精神を刺激されたNoam Toister氏は、フィリピンの同じルートでバスのチケットを販売するシンプルなオンライン販売サイトを制作した。

その後旅行ビジネスに関するアイデアを次々と思いつき、共同創設者のOmer Chehmer氏、David Yitzhaki氏とともに世界中の交通手段を合理化できるオンライン旅行会社を立ち上げたという。

世界の同様のサービスを傘下に

Travelierは、主軸のBookawayを中心に同様のサービス「12Go」(シンガポール)や南米を中心に高いシェアを誇る「Plataforma10」や「Sisorg」、「Getbybus」(クロアチア)や、バスやフェリー業界の輸送管理システムを提供するプラットフォーム「SeatOS」などを傘下に置く。

同社によると、今回の収益増加は複数のブランドを横断した在庫共有システム「the Travelier Connect Hub」や製品、マーケティング、および顧客サポートの向上への戦略的投資によるものだという。また同期間、全世界で8万9264のルートをサービスに追加し、旅行者により多くの交通手段の選択肢を提供している。

アフターコロナで旅行の需要が復活するなか、特にアジア、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、中東、アフリカで市場は力強い成長を見せておりTravelierが各国市場で存在感を示しさらなるシェア拡大が期待される。

参考・引用元:
Travelier 公式サイト

(文・DDC101)

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