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インド発のホテルベンチャー“OYO”、オーナー向けのホテル管理アプリを提供。収益向上・業務効率化を支援

Techable / 2024年1月29日 16時0分

2013年に設立されたOYOは、収益の増加と業務の簡素化を目的としたテクノロジーを活用し、起業家や中小企業にホテルや住宅を提供するホテルベンチャー。インド、ヨーロッパ、東南アジアを含む35か国以上で157,000を超えるホテルや住宅の運営者をサポートしている。

旅行者が直面する課題の解決を目指して

OYOはRitesh Agarwal氏が、信頼できる宿泊施設を探す旅行者が直面する課題に取り組むことを目標に設立した企業。

Ritesh Agarwal氏は旅行を通じて、自国で旅行者が低価格で基本的なニーズを満たすきちんとした宿泊施設を見つけるのがいかに難しいかを感じたという。

予算を抑えたい旅行者はサービスの質をあきらめ、エアコン、Wi-Fi、食事、ベッドのマットレスなどの必需品で妥協しなければならないことが多いことに気づき、OYOをスタート。

グルグラム(旧グルガオン)の一軒のホテルから始まったOYOは、ホテル、住宅、居住スペースの世界的ネットワークへと発展した。

ホテル検索・予約アプリ「OYO:Hotel Booking」

OYOの数あるサービスのなかでも注目すべきなのは、ゲスト向けアプリ「OYO:Hotel Booking」と施設向けアプリ「CO OYO」だ。

OYO:Hotel Bookingは、ゲストがわずか3ステップでホテルを検索・予約できるアプリ。ホテルの料金、ホテルのレビューと評価、客室の設備を比較できる。豪華なヴィラから手頃な価格のホテル、海に面した部屋から丘の上のスイートまで、あらゆる気分に適した多種多様なホテルや住宅から、予算内で最適なホテルを選べるだろう。

なお提携ホテルでは安全な環境、最安値、衛生的な滞在、親切なスタッフ、ゲストに対する優れたサービスを提供。快適な滞在を望む旅行者の強い味方となりそうだ。

オーナー向けのホテル管理アプリ「CO OYO」

一方CO OYOは、収益向上や業務の効率化を支援するホテル管理アプリ。ホテルの従業員はアプリを通じて予約・予約管理、請求書管理、レビューと評価の表示、24時間のライブサポートなどの日常業務を行える。

総収益、純支払額、純利益などの確認、明細書のダウンロードやメール送信、GST売上請求書の生成なども可能。売上・稼働率・平均客室料金、ゲストのコールピック率などをチェックしてビジネス戦略に役立てられる。

また、CO OYOではさまざまなオプションから価格を選択して、最大占有率を実現できる最適な価格設定を提案。管理者は予約を逃さず、なおかつホテル側にも利益のある適正価格を把握できるだろう。

コワーキングスペース、ウェディングプランも提供

OYOのモデルは、地域経済に顕著な影響を与えている。小規模で独立したホテルと提携することで、OYOは彼らにテクノロジー・インフラ、知名度の向上、安定した顧客の流れを提供し、地元ビジネスの成長に貢献している。

OYOのサービスは従来の宿泊施設だけにとどまらない。コワーキングスペース(OYO Workspaces)やウェディングプランニングサービス(OYO Weddingz)などの業界にも進出している。今後もOYOの活躍に注目したい。

参考・引用元:

OYO 公式サイト
OYO:Hotel Booking App Store/Google Play
CO OYO App Store/Google Play

(文・Techable編集部)

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