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AMP、AI活用の“選別技術”で施設の廃棄物を処理。リサイクル可能なものを抽出

Techable / 2024年7月11日 16時0分

AMP Robotics(AMP)は、米国バージニア州のRecycling and Disposal Solutions(RDS)が所有する施設において、自社の技術を活用し、都市固形廃棄物(MSW)から混合リサイクル可能物と有機物を抽出して処理する取り組みを行っている。

効率と革新性を兼ね備えたAMP ONEシステム

RDSが所有するMSW施設は、AMPの混合廃棄物選別システム「AMP ONE」を備えている。

AMP ONEは埋立地および中継ステーションと併設できるよう設計されており、袋詰めのゴミを混合リサイクル物、有機物、残渣物に分別することが可能。現在、RDSの施設で1日あたり150トンのMSWを90%以上の稼働率で処理している。これまで経済的に実現不可能であった規模と設置面積の混合廃棄物分別システムであるといえ、前例のないレベルの信頼性を実現している。AMP ONEシステムの「MSWを販売可能な商品に仕分ける能力」が実証されたといっても過言ではないだろう。

AMPの創業者兼CEOであるMatanya Horowitz氏は、「都市固形廃棄物から価値を引き出すことの経済面および環境面での機会は非常に多く、革新的な選別システムが市場開拓のカギになる」と述べている。

埋立地の効率的な利用にも寄与

AMP ONEシステムを搭載したRDS施設は、埋立地に送られる廃棄物の60%以上を混合リサイクル物や有機物として抽出することができる。このMSWへの転用により、埋立地の耐用年数は大幅に延び、廃棄コストを低く抑えながら環境への影響を軽減することができるのだ。

Matanya Horowitz氏は「バージニア州ポーツマスの施設の成功は、埋立地の寿命を延ばし、野心的な転用目標を達成しようとする他の自治体にとっての青写真にもなるだろう」と述べた。

AMPのAI活用による廃棄物処理の未来

AMPはAIを活用した大規模な選別技術を提供する企業。北米、アジア、ヨーロッパで3つのフルスケール施設と400以上のAIシステムを展開している。

同社はAMP ONE以外にも、AMP JetをはじめAIプラットフォームを活用した多様な選別技術アプリケーションを有している。これにより設計上の課題への対応や、新しいリサイクル方法や転用経路を可能にする新しい選別が可能になる。

参考・引用元:
AMP
Business Wire

(文・せな)

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