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1席$199から|バイオ燃料稼働の小型ジェット機を活用した“エアタクシーサービス”、NYエリアで開始

Techable / 2024年8月9日 16時0分

世界で着々と実証が進められている“エアタクシー”。最近では、ANAホールディングスがパートナー企業である米国Joby Aviationと共同でエアタクシーサービスを東京圏と大阪圏で展開する計画を進めているとの報道があり、実用化への期待が高まっている。

そんななか、米国Flewberはオンデマンド航空モビリティサービス「Flewber Hops」を8月5日からニューヨークのトライステート(3州)エリアで開始したと発表。

これは、バイオ燃料で稼働するジェット機と、利用者が少なくあまり知られていない地方空港、そしてスマホアプリを活用したサービスだ。都市部・地方の“空の移動”の先駆けとして個人用航空モビリティを提供し、各地域の旅行を再定義する。

手頃な価格の“エアタクシーサービス”

Flewberは、2018年に設立された米国のオンデマンド航空旅行のイノベーター。より幅広い層がアクセスしやすい、便利でリーズナブルなオンデマンド航空旅行を実現し、未来の交通手段への架け橋を築くことに尽力している。

今回Flewberが発表したFlewber Hopsは、個人の航空移動を実現する“エアタクシーサービス”。搭乗者がアプリを通じて航空機と座席を選択し、フライトを迎える……というのが利用の流れだ。

1席あたりの料金は199ドル~。同じ距離の移動であれば、地上ローカル線のライドシェアや、地方航空路線のファーストクラスとほぼ料金だという。

混雑していない地方空港と、予約から最短2時間で目的地に到着するオンデマンド予約プロセスを活用して、スムーズなフライトを提供。搭乗者はビジネス出張、パートナーや友人、家族との小旅行など、さまざまなシーンで人混みや渋滞を避け、快適な空の旅を満喫できる。

バイオ燃料で稼働する小型ジェット機を運航

Flewber Hopsのフライトで運航を担当するPonderosa Air, LLCは、Flewberの完全子会社で米国連邦航空局から連邦航空規則Part 135の認定を受けた運航業者だ。

使用する機体は、効率性と高度な安全技術で知られる低炭素排出の「Cirrus Vision SF50」だ。SF50は緊急用パラシュートや、緊急時に機体が自動的に着陸するシステムなどの安全機能を搭載した小型ジェット機。持続可能なバイオ燃料で稼働し、同レベルの航空機の1/4の燃料しか使用しない。

Flewberはニューヨークのトライステートエリアでの展開のみならず、さらにサービスを拡大する姿勢を見せている。今後はフロリダ、ワシントン DC、カリフォルニアなどの主要市場をターゲットにする予定だ。

参考・引用元:
Flewber
GlobeNewswire

(文・Haruka Isobe)

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