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Infinix、前面・上部・背面から読み取れるNFC技術を開発|混雑した公共スペースでもスムーズな取引を実現

Techable / 2024年8月11日 12時0分

スマートフォンやカードを端末にかざすだけで通信できる「NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)」は、決済機能付きスマートフォンや交通系ICカード、クレジットカードなどに利用されている。

しかし、現在のNFC技術では通信範囲や速度を理由に取引が失敗し、ユーザーの不満が生じることもある。特に混雑した環境や素早い動きが必要とされる環境において、通信を成功させるには正確な位置合わせが必要だ。

そんななか、若い消費者向けのテクノロジーブランドであるInfinixは「720° SphereTech NFC」を発表した。

720°という信号範囲の広さと安定性を備えた同技術は、どの角度からでもスムーズでシームレスなパフォーマンスを保証し、NFCの新しい基準を確立する。

前面、上部、背面の3面から読み取りをサポート

720° SphereTech NFCはモバイルデバイスの前面、上部、背面という3つの側面からカードの読み取りとタップをサポートする技術。背面からのみカードを読み取る既存の360° NFC技術と比較して信号範囲が向上しているため、ユーザーは正確な位置合わせをしなくてもスムーズに支払いと入場を実行できる。

720° SphereTech NFCは「空間レイアウト」「信号互換性」「材料タイプの構成」の3点において大きな進歩を遂げている。

信号範囲を改善し、最適なパフォーマンスを実現。最適化された材料を使用することで、信頼性と効率がさらに向上した。この独自開発の特許技術により、カード読み取り領域が200%拡大し、信号範囲は2倍になった(*1)。

こうして角度の制限を克服した720° SphereTech NFCは、たとえばラッシュ時の駅の改札などで優れた力を発揮する。読み取りの失敗が大幅に軽減し、ユーザーのストレスも緩和できるだろう。

(*1)実験室テストから得られたデータ。市場で入手可能な特定のモデルと比較したもの。

紛失・盗難に遭ったデバイスのNFC機能を遠隔で無効化

信号範囲の拡大だけでなく、720° SphereTech NFCは紛失や盗難に遭ったデバイスのNFC機能を遠隔操作で無効にするという、高度なセキュリティで新たな基準を打ち立てた。

同機能により、ユーザーのデバイスが侵害された場合でも、個人データと財務情報を保護することが可能だ。

70か国以上で展開するInfinix

2013年に設立されたInfinixは、スマートフォンやパソコン、スマートTV、そのほかTWSイヤホンをはじめとするアクセサリを70か国以上で展開する中国ブランド。

昨年はマーケティング企業KantarとGoogleの「中国のグローバルブランドトップ50」に選出され、今年にはビジネスメディアFast Companyの「2024年の世界で最も革新的な企業」のアジア太平洋部門で6位にランクインした。

Infinixが目指しているのは「NFC技術の主要な限界を解決し、その潜在能力を最大限に引き出すことでNFC技術に革命を起こすこと」。今回発表した720° SphereTech NFCは、こうした同社の取り組みを実証するものだ。

参考・引用元:
Infinix
PR Newswire

(文・Haruka Isobe)

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