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五輪マラソン選手も「画期的」|個別コーチング可能な“AI搭載インソール”、9月下旬から予約注文可能に

Techable / 2024年8月21日 18時0分

近年、普及が広がりつつあるスマートウォッチやスマートリングなどの“ウェアラブル端末”。運動時の心拍数や消費カロリーなどの身体データを取得するという便利な機能を備えており、スポーツ愛好家には欠かせないアイテムとなっている。

腕時計型、指輪型など端末デザインが多様化するなか、ウェアラブル技術のスタートアップ企業であるStrivは今月、AI搭載のランニングインソールを発表した。

このスマートインソールは、高度なセンサー技術を使用してユーザーの力、動き、フォームに関するデータを取得することが可能。ランナーごとの特性をAIが個別に学習できることが特長で、これまでエリートアスリートしか利用できなかったレベルのパーソナライズされたトレーニングプランを提供する。

予約注文は9月下旬から。早期申し込みで 40%の割引が適用されるとのことだ。

250以上の高精度センサーを搭載したスマートインソール

Strivは、センサー技術とAIに関する深い専門知識を持つスポーツ愛好家のチームによって運営されている米国スタートアップだ。

今回、同社が発表したスマートインソールはテキスタイル(織物型)圧力センサー、9軸モーションセンサー、気圧計などを含む250以上の高精度なセンサーと特許取得済みの最先端技術を統合したもの。

各センサーが、ユーザーの歩行やそのほか生体力学的データをリアルタイムで分析。そのデータを独自AIが処理してフォームやペース、効率に関するフィードバックを即時に送信するという仕組みだ。継続的な歩行の分析により、怪我につながる前に潜在的な問題も特定できる。

Strivは iOSとAndroidの両方のデバイスと互換性があり、Apple WatchやGarminなどのウェアラブル端末や、Stravaといったフィットネスアプリへの接続もサポートしている。

バッテリーは外部にマグネットで取り付けるタイプで、持続時間は約20時間だ(週10時間使用した場合、約2週間)。外出先で交換できるよう、バックアップバッテリーも提供しているという。

AIが常に新しいデータを分析し、トレーニングを最適化

Strivのテクノロジーがほかと違う点は「ランナーごとに学習し、進化する能力」だ。

StrivのAIは、ただ単におすすめのトレーニングを提案するだけのものではない。常に新しいデータを分析し、トレーニング・ルーチンを改良・最適化し、疲労レベル、緊張、怪我、さらにはほかのスポーツから追跡したデータに基づいて調整を行う。

初めての5キロ完走を目指す初心者にも、自己ベストを何分も縮めたい経験豊富なマラソン選手にも、Strivのスマートインソールはそれぞれに合った個別コーチングを提供する。

マラソンオリンピック選手とテストを実施

Strivは現在、米国のマラソンオリンピック選手Jake Riley氏をはじめ、 一流アスリートやオリンピック選手とともにスマートインソールのテストを積極的に行っている。

Riley氏は「Strivのセンサーをテストし、データを直接確認した後、その価値を確信した。これは、私がこれまで見たことのない画期的なものだ。このテクノロジーは、トレーニング方法や怪我の予防方法に革命を起こす可能性がある」とコメント。

Strivはオリンピックレベルのパフォーマンステストから得た知見を活用し、初心者から熟練したアスリートまで、すべてのランナーがこのテクノロジーを利用できるようにすることを目指している。

また、同社はゴルフ、スノーボード、スケートボード、ウェイトリフティング、テニス、サイクリングなど、ほかのスポーツにもこの技術を拡張する計画だ。

参考・引用元:
Striv
Newswire

(文・Haruka Isobe)

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