“夢のガジェット” 専用クラウンドファンディング、CerevoがCAMPFIREと協業 【増田(@maskin)真樹】

TECH WAVE / 2012年3月12日 14時0分




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Cerevo DASHに出品中のガジェット「iConvex」のプロトタイプ。秋葉原で販売されているキットだけで作成。こういったアイディアの製品化の夢をみんなで支援するのがCerevo DASHの仕組み


 “家電 x IT” をコンセプトに、デジタルカメラ「Cerevo CAM」やUstream配信機器「Live Shell」等を自ら開発・生産・販売しているCerevo社は3月12日、デジタルガジェット専門のクラウドファンディングサービス「Cerevo DASH(セレボダッシュ)」をスタートした。システム部分は、すでにクラウドファンディングサービスで人気となっている「CAMPFIRE」を使用、運営のハイパーインターネッツとの協業という形となる。



 クラウドファンディングとえいば有名映画監督デビッド・リンチ氏も使用する米Kickstarterが有名。特定の人や団体が掲げる目標に対し、ネットを通じ多数の支援者から資金の支援を受け実現へと導くというもので、“支援が集まったら実現、集められなかったら残念だったね” といういわば需要見込み予想にも使える要素がある。「Cerevo Dash」はその特徴を活かしコストのかかる「デジタルガジェットの製品化」にフォーカスし、投稿された企画に支援が受けられる環境を提供するだけでなく、企画立案から生産、販売面でのサポートも行う。さらに、米Kickstarterへの共同展開も視野に入れるなど、ガジェット開発者を本気で支援していく考えだ。

初期に問題が多いガジェットこそ、クラウドファンディングに向いている




 国内のクラウドファンディング事情というと、大分普及はしてきたもののボランティア関係のものが多数を締める印象。しかし、Cerevo 代表取締役 岩佐琢磨氏は「クラウドファンディングはガジェット開発者支援に最適」と語る。



 「金型代やら、基盤の版下代やら、ICチップの最小ロットの問題やら、ある程度の資金が必要でかつ最初に沢山の問題が山積みとなる製造業=モノヅクリとの相性が非常にいいと思っているんですね。すぐ集まってしまうプロジェクトとは違い、多くの人の支援を得えられることの意義があるし、需要見込みを把握した上で生産するためリスクを下げ効率化を画ることができる。



 ただ、ガジェットはどう作ってどう届ればいいのか、ハードウェアのみならずソフトウェアの知識、生産やパッケージ、安全の確保や法的対応など幅広い経験と知識が必要で、そういった経験を持っている人は少ないのが現実。家電 x ITで小ロットでモノヅクリをやってきたCerevoは幸いにもそのノウハウを全て持っていますので、「今はアイディアしかないんだけど、、」という人でも実現できるようにノウハウ提供をしながら支援プラットフォームを提供するというわけです。



 残念なことで、ガジェットの開発イベントなどで多数の人が素晴らしい作品を生み出しているにもかかわらず、クラウドファンディングで製品化されるケースは皆無です。その理由はやはりノウハウ不足だと思うんです。クラウドファンディングは始めに実現可能な目標を決定しないといけないわけで、生産からパッケージング、サポートまで理解していないと、実現可能な金額規模を計算できないんですね。ですから、Cerevoとしては企画立案の段階から相談に乗り、実現可能性の高いものだけを掲載する考えです」(Cerevo 岩佐氏)。



Cerevo自身も積極参戦



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