SXSWでの「路上ライブ」が大盛況ー音でURLを伝えるToneconnect【本田】

TECH WAVE / 2012年3月19日 8時0分


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 オースティンの街中が会場となるSXSWでは、ブース展示だけがアピールの仕方ではない。interactive部門の各社も趣向を凝らした「路上ライブ」を行なっていた。その中、日本から参戦したToneconnectはユニークなパフォーマンスで聴衆の目と耳を惹きつけていた。パフォーマンスの合間に、株式会社トーンコネクトCEO加畑健志(Takeshi Kabata)氏と、CMO吉田尚記(Hisanori Yoshida)氏に話を伺った。



 Toneconnectとは吉田さんの言葉を借りると、「音のQRコード」と説明するのが一番分かりやすい。音でURLを送る事が出来るサービスだ。使われている技術は、DTMF(Dual-Tone Multi-Frequency)、つまり「ピ・ポ・パ・ポ」というあの電話のプッシュ音。DTMFが奏でる16音色の中から独自のIDに変換し、8-10音を組み合わせてgoogleの短縮URLを生成している。写真のように、スピーカーから大き目の音を出せば、近距離の人へ同時にURLを伝えることが可能になる。



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吉田さん(左)が持つスピーカーから出るプッシュ音を加畑さんが受ける(Photo:Masahiro Honda)
 近距離の情報伝達において、Toneconnectのメリットは大きい。赤外線や今注目のNFCは、デバイスに組み込まれていないと使えない。しかしToneconnectが必要とするのは、ほぼすべてのスマホに備わっているマイクとスピーカー、それにアプリだけである。また、赤外線を何百人に同時に照射することは出来ないが、音ではそれが可能だ。利用シーンとしては、授業や会議で資料配りとして使える他、ラジオやテレビでも伝えることが出来る。



 また、吉田さんがオースティンで実感したことは、出会った人とソーシャル系サービスのアカウント交換をその場でスマホで行いたい時、例えば同時に5人繋げることを想定すると、全員が繋がるのに膨大な時間と手間がかかるということだ。「インターネットはIDやURLを知っていれば、地球の裏側でも一瞬で繋がることが出来る。逆に目の前の人には、URLを伝えることすらかなり苦手なんですよ。」(吉田)



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子供たちが集まってきた



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音を受けてURLが開くところ。




 さて、この吉田さん、ニッポン放送のアナウンサーである。かつ、先日、新会社・株式会社トーンコネクトの設立を発表した。
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