あの “非常識な会社”がまたやった。売り上げのある事業をすべて手離してシリコンバレーで挑戦開始 【増田 @maskin】

TECH WAVE / 2012年9月21日 16時30分





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 「会社に電話がない」「顧客に会いにいかない」非常識な会社として一斉を風靡したEC Studioは2012年6月15日、会社名を同社が開発するビジネスチャットサービスと同じ「ChatWork 株式会社」に変更した。



 「ChatWork」は。最近はKDDIとの業務提携、10万ユーザー突破とノリに乗っている主力製品。代表取締役社長の山本敏行氏は「まだまだ、これからだけど、有料化率の動きを見ている限り、世界でも通用するパフォーマンスを出せているので、これにかける」と宣言。全ての事業を譲渡し、米国支社を設立、2012年8月から本人自らアメリカ・カリフォルニア州に駐在している。



 “収益のある事業をやりながら継続すればいいのに” と思うだろうが、山本氏は「選択と集中」と宣言する。「(事業は)本当にあげちゃいましたよ」とまでいう非常識ぶりだ。



 そんな彼らはカリフォルニア州サンフランシスコで9月8日から12日にかけ開催された米TechCrunch主催イベント「TechCrunch Disrupt 2012」に出展した。日本からの出展は2社。昨年と比較して日本人来場者が激減する中での、単独出展である。

ChatWorkが 「TechCrunch Disrupt」出展で得たもの




 出展の目的は「プロダクトのフィードバック」。最近、日本からいきなり海外にサービスを持ち込んでユーザー獲得や投資を期待するスタイルを取るプロジェクトが目立つが、山本氏は「ユーザー獲得については全然考えていません」と慎重に構える。



 「TechCrunch Disruptに出展するという目標を作ることで、手薄だった英語版サイトやプロダクトを仕上げるなどの副次的メリットはありますが、関心があったのは、これまでのやりかたで10万ユーザーを獲得したChatWorkが「海外でどう受け取られるか」、そのフィードバックを得たかったという一点です。



 実際にプロダクトに触れてもらい、説明をし、時にはこちらから「ビジネスチャットは使っていますか?」と問い掛け、そのコミュニケーションの中から、北米やアジアに展開する足がかりを作りたかったのです」(山本氏)。


 ブースの写真を見てみれば分かる通り「日本から来ました」的な演出は皆無。現地のビジネススタンダードのスタイルに乗り、オーソドックスにサービスを伝え対話する、ChatWorkが現地のビジネスシーンにどうマッチするのかをぶつける形となったが反応はどうだったのだろうか。



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