【増田 @maskin】

TECH WAVE / 2012年11月29日 13時30分





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 音楽は、誰もが聴きたいと思った時に入手して、その場で再生することができるようになった。



 にも、かかわらず、今、この場所で再生されている曲が解らないのが現状。渋谷の街でヘッドフォンを付けている人が、全員クリスマスソングを掛けている? そんなことはないだろうし、誰も解らなかった。「milist」が登場する前までは。



 O2Oをベースとしたサービス開発などの事業を展開するソーシャリアルは2012年11月25日、スマートフォンの位置情報を利用し、自分のいる場所から半径1マイル(約1.6km)で、聴かれている楽曲名を表示するサービス「milist(マイリスト)」のβ版をローンチした。iPhone専用のアプリで、iTunes App Storeで無料でダウンロードできる。


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その街で聴かれる意外な音楽との出会い




 「milist(マイリスト)」は、iPhoneで再生されている音楽タイトルの情報をマップ上に共有するサービス。アプリを起動すると、自分が再生した曲が自動で共有される仕組み。



 再生している人の情報は共有されず、楽曲名・アーティスト名・カバー画像だけが共有される。



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 共有されるのは半径1マイル(約1.6km)となっているが、リスト表示にすると500m以内で再生されている曲、1マイル以上離れた場所で再生された曲も見えるようになっている。



 リストアップされた曲のプレビュー再生や、iTunesでの購入などができれば素晴らしいが、β版のせいかまだできていないようだ。どんな考えなのか、ソーシャリアル代表取締役 林正道氏に質問をしてみると意外な応えが返ってきた。「社内ハッカソンをし、3日間のイテレーション(反復型開発プロセスにおける一ターン) できるものだけを実装しました」(林氏)。



テレワーク開発部隊と連携し「社内ハッカソンにて3日で開発」



 会社としては「いかにオンラインを使って、オフライン世界を楽しくするかを考えています。技術的にはすれ違い通信やGPSなどのNear Field Communication技術をコア技術として、去年の11月からチームとして動いています」とのこと。メインサービスは犬のお散歩記録ソーシャルアプリDOGPAL



 チームは、社長の林氏がマーケティング担当を兼務、サーバーエンジニア、そして岡山県でテレワーク形式で勤務するアプリ側のエンジニア、デザイン担当と4人構成。



 「皆、他にアルバイトとかしながら、開発してます」と、今後の会社の成長に向け試行錯誤をしている段階の模様。



 そんな中、社内ハッカソンで生まれた「Milist(マイリスト)」は、小さいながらも会社のサービスの一つの柱として、今後成長させていく考えだ。



 「現時点で共有されるのは1曲だけですが、その曲を聴いている人のお気に入りリストも発信できるようにして「この曲を聴いている人は他にも来んな曲が好き」ということもわかるようにしたいです。

 milist (マイリスト)」とネーミングしたのは、1マイル内外にいる人のお気に入りリストがわかるようにしたいという想いがありました。音楽以外のマイリスト(グルメなど)の発信などもありだと考えていますが、反応を見つつですね。



 今後は、長期的にデータを蓄積し、地域ごとで聴かれている音楽のランキングなどの情報提供をしていきたい。また、レコード会社や音楽フェスなどと提携し、ジオフェンシング技術で、特定の地域にいると音楽が聴けるようにしたり、音楽フェスのための施策したりなど、音楽プロモーションに貢献することが出来ると考えています」(ソーシャリアル 代表 林正道氏)。



ソーシャリアル 林正道

代表者経歴:慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科卒。在学中に株式会社ラクスルの創業に参画後、KLab 株式会社に入社し、主に新規事業に携わる。




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【関連URL】

・milist (マイリスト) | iTunes App Store

https://itunes.apple.com/jp/app/milist/id579588862?mt=8

・milist:ローカルプレイリスト共有サービス | 株式会社ソーシャリアル

http://sociareal.com/?page_id=103



蛇足:僕はこう思ったッス

小粒でシンプルだけど、うまい落しどころに来ていると思う。やはり、短期集中&少数チームが創造するものはピンととがっている。

小林氏のコメント「ジオフェンシング技術で、特定の地域にいると音楽が聴けるようにしたり」というところには可能性を感じている。すでにファミリーマートのキャンペーンなどがあるが、サービスプラットフォームとしての可能性はまだまだあると考えている。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹

 夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。地方から全国、世界へを体現中。


メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら








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